<31日の注目銘柄>(1)=大日住薬、京セラ、ホソミクロンなど

▽大日本住友製薬 <4506>
18年3月期上期の連結業績は、売上高2405億円(前年同期比21.4%増)、営業利益472億円(同76.7%増)。「日本」、「中国」が順調に推移する中、非定型抗精神病薬「ラツーダ」の貢献で営業利益が573億円(同49.7%増)に増大した「北米」が全体をけん引。連結営業利益は従来予想を62億円超過した。これを踏まえ会社側は、通期の予想売上高を従来の4640億円から4740億円(同15.1%増)に、営業利益を650億円から720億円(同36.5%増)にそれぞれ引き上げている。
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▽京セラ <6971>
18年3月期上期の連結業績は、売上高7383億円(前年同期比13.0%増)、営業利益695億円(同2.1倍)。好調な事業環境を背景に部品事業を中心に想定を上回って推移した。これを踏まえつつ、第3四半期(10-12月)以降も、産業機械や自動車関連市場向けに各種部品の需要増が見込まれ、為替レートも想定に比べ円安で推移しているとし、通期の予想売上高を従来の1兆5000億円から1兆5600億円(前期比9.6%増)に、営業利益を1200億円から1350億円(同29.1%増)にそれぞれ引き上げている。
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▽ホソカワミクロン <6277>
17年9月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の450億円から495億円(前年同期比10.8%増)に、営業利益を37億5000万円から50億4000万円(同37.8%増)にそれぞれ引き上げている。国内外とも、自動車関連や食品分野向けなどを中心に、得意とする大型の高付加価値システムの受注が堅調に推移した。
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▽日本精線 <5659>
18年3月期上期の連結業績は、売上高186億円(前年同期比21.8%増)、営業利益22.2億円(同2.1倍)。主力の「ステンレス鋼線部門」は、自動車関連需要の好調などによる販売数量増と、ニッケル価格変動に伴う販売価格引き上げなどにより同21.8%の増収。高付加価値の「金属繊維部門」も、ナスロンフィルター、および超精密ガスフィルター「ナスクリーン」のけん引により同22.1%増収と好調を持続。連結営業利益は従来予想を3.2億超過した。これを踏まえ会社側は、通期の予想売上高を従来の350億円から370億円(同16.4%増)に、営業利益を34億円から39億円(同52.3%増)にそれぞれ引き上げている。
◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
<31日の注目銘柄>(1)=大日住薬、京セラ、ホソミクロンなど
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2017-10-30 17:45