<6日の注目銘柄>(1)=スズキ、長瀬産、グンゼなど

▽スズキ <7269>  18年3月期上期の連結業績は、売上高1兆8311億円(前年同期比22.2%増)、営業利益1729億円(同49.7%増)。地域別の営業利益は「日本」が747億円(同89.1%増)、「アジア」が906億円(同51.6%増)、「欧州」が91億円(同27.6%増)とそれぞれ大幅増益を達成。連結営業利益は従来予想を529億円超過した。これを踏まえ会社側は、通期の予想売上高を従来の3兆4000億円から3兆6000億円(前期比13.6%増)に、営業利益を2400億円から3000億円(同12.5%増)にそれぞれ引き上げている。           ◆ ▽長瀬産業 <8012>  18年3月期上期の連結業績は、売上高3875億円(前年同期比10.4%増)、営業利益126億円(同74.1%増)。電子、自動車業界における旺盛な需要により、電子関連部材・装置、合成樹脂、塗料およびウレタン原料等の売上が想定を上回る中、為替相場の円安推移もあり、大幅増益を達成した。これを踏まえ会社側は、通期の予想売上高を従来の7320億円から7710億円(前期比6.7%増)に、営業利益を191億円から235億円(同56.3%増)にそれぞれ引き上げている。           ◆ ▽グンゼ <3002>  18年3月期上期の連結業績は、売上高678億円(前年同期比2.7%増)、営業利益33.7億円(同33.9%増)。プラスチックフィルム分野で主力のシュリンクフィルムが国内およびアジア向けに好調に推移し、エンジニアリングプラスチックス分野で好調な半導体市場向けおよびOA機器向けが伸長する中、「機能ソリューション事業」が営業利益27.0億円(同40.5%増)となって全体をけん引した。つれて会社側は通期の予想売上高を従来の1380億円から1400億円(前期比2.5%増)に、営業利益を43億円から55億円(同30.8%増)にそれぞれ引き上げている。           ◆ ▽旭ダイヤモンド工業 <6140>  18年3月期上期の連結業績は、売上高219億円(前年同期比横ばい)、営業利益18.0億円(同20.1%増)と、9月15日に増額した数値とほぼ同水準で着地。ただ、通期予想については電子・半導体、自動車、機械、建設業界向けなど各業界向けに工具が順調に推移しているとして、売上高を従来の436億円から445億円(前期比3.8%増)に、営業利益を29億円から36.7億円(同9.6%増)に増額。今期2度目の上方修正を行っている。 ◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
 <6日の注目銘柄>(1)=スズキ、長瀬産、グンゼなど
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2017-11-02 18:15