<14日の注目銘柄>(1)=東洋炭素、木村化、ホトニクスなど

▽東洋炭素 <5310>
17年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結業績は、売上高257億円(前年同期比4.6%増)、営業利益24.9億円(同3.4倍)。地域別ではLED用、半導体用が好調で、その他の分野も底堅く推移した「日本」が営業利益16.6億円(同6.9倍)となって全体をけん引。「アジア」も太陽電池用、冶金用の好調な推移により、営業利益は7.8億円(同66.6%増)に増大した。これを踏まえ会社側は、通期の予想売上高を従来の325億円から345億円(前期比6.3%増)に、営業利益を19億円から33億円(同5.1倍)にそれぞれ引き上げている。
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▽木村化工機 <6378>
18年3月期上期の連結業績は、売上高93.1億円(前年同期比32.4%増)、営業利益7.2億円(前年同期は1200万円)。売上高はほぼ想定線だったが、経費削減、工程管理の強化による原価率の改善等により、営業利益は従来予想を2.8億円超過した。これを踏まえ会社側は、通期の予想売上高を従来の200億円から204億円(前期比17.7%増)に、営業利益を8.7億円から12億円(同26.1%増)にそれぞれ増額。今期中に受注した大型進行基準案件が今期の売上高に寄与するともしている。
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▽浜松ホトニクス <6965>
上限100億円、300万株(自己株式を除く発行済株式総数の1.90%)の自社株買いを発表。取得期間は17年11月14日-18年3月23日。同時に発表した17年9月期の連結業績は、売上高1305億円(前期比7.1%増)、営業利益228億円(同11.2%増)。営業利益は「電子管事業」が170億円(同10.8%増)、「光半導体事業」が182億円(同12.5%増)とともに2ケタの伸びを示す中、連結営業利益は従来予想を14.5億円超過した。18年9月期は売上高1363億円(前期比4.4%増)、営業利益236億円(同3.3%増)を計画している。
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▽大倉工業 <4221>
17年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結業績は、売上高663億円(前年同期比2.9%増)、営業利益44.2億円(同27.5%増)。主力の「合成樹脂事業」は原材料価格の上昇で増収・減益となったが、「新規材料事業」が大型液晶パネルの需要増に伴う光学フィルムの販売数量増、および新工場における生産性の大幅改善で営業利益が19.2億円(同2.7倍)となって全体をけん引。連結営業利益の通期予想(前期比8.3%増の51億円)に対する進ちょく率は86.6%に達している。
◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
<14日の注目銘柄>(1)=東洋炭素、木村化、ホトニクスなど
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2017-11-13 17:45