<15日の注目銘柄>(1)=セイコーHD、出光興産、昭電工など

▽セイコーホールディングス <8050>  18年3月期上期の連結業績は、売上高1330億円(前年同期比8.7%増)、営業利益69.0億円(同2.2倍)。主要事業である「ウオッチ」「電子デバイス」「システムソリューション」がともに増収増益となったが、特に「電子デバイス」がスマートフォン向け半導体、半導体製造設備向け高機能金属製品などの伸びにより、営業利益が39.0億円(同3.2倍)となって全体をけん引。連結営業利益は通期予想の65億円を超過した。これを踏まえ会社側は、通期の予想営業利益を90億円(前期比20.2%増)に引き上げ、13.2%の減益予想から一転、2ケタ増益としている。           ◆ ▽出光興産 <5019>  18年3月期上期の連結業績は、売上高1兆6974億円(前年同期比19.0%増)、営業利益861億円(同2.6倍)。「石油製品」「石油化学製品」「資源」の主要3セグメントが大幅増益となったが、特に「石油製品」はマージンの拡大で営業利益312億円(同2.3倍)となり、「資源」は原油・石炭価格の上昇で営業利益が328億円(同305億円増)となって全体をけん引した。これを踏まえ、会社側は通期の連結営業利益予想を1240億円から1600億円(前期比18.3%増)に増額。8.3%の減益予想から一転、増益としている。           ◆ ▽昭和電工 <4004>  17年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結業績は、売上高5638億円(前年同期比16.4%増)、営業利益559億円(同2.2倍)。製品市況の上昇で「石油化学」が営業利益241億円(同80.4%増)となったほか、ハードディスクの出荷増で「エレクトロニクス」も営業利益184億円(同2.0%増)となって全体をけん引。連結営業利益の進ちょく率は93.2%に達している。           ◆ ▽東京精密 <7729>  18年3月期上期の連結業績は、売上高437億円(前年同期比17.4%増)、営業利益89.1億円(同35.3%増)。スマートフォンの高機能化・大容量化、クラウドコンピューティングの普及に伴うストレージ需要の拡大、産業機械や自動車搭載向けパワー半導体やMCUの需要拡大などを背景に、半導体メーカ各社の設備投資需要が高水準で推移する中、「半導体製造装置部門」が営業利益63.6億円となって全体をけん引。連結営業利益は従来予想を11.1億円超過した。これを踏まえ会社側は通期の営業利益予想を140億円から160億円(前期比17.1%増)に引き上げている。 ◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
<15日の注目銘柄>(1)=セイコーHD、出光興産、昭電工など
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2017-11-14 18:30