<17日の注目銘柄>(1)=ペプチドリム、夢真HD、東京ドーム

▽ペプチドリーム <4587>
独バイエルAG社との間で、複数の創薬標的タンパク質に対して特殊環状ペプチドを創製する創薬共同研究開発契約を締結することを決定した。これは、従来の創薬共同研究開発契約(国内6社、海外11社)と同様、バイエルAG社が開発を目指す複数の創薬ターゲットに対し、同社独自の創薬開発プラットフォームシステム「PDPS」を用いて特殊環状ペプチドを創製し、バイエルAG社において当該特殊環状ペプチドに係る臨床開発を目指す内容。この契約にはPDPSによって創製される特殊環状ペプチドから得られる情報を利用して、バイエルAG社が低分子医薬品の研究開発に取り組むことが盛り込まれ、さらにバイエルAG社は、ペプチド-薬物複合体「PDC」への展開や、診断薬、バイオイメージング薬および農薬として研究開発するオプションも保有する。この契約の締結に伴い、同社はバイエルAG社から契約一時金を受領し、バイエルAG社における非臨床および臨床試験の進捗状況に合わせて目標達成報奨金(マイルストーンフィー)や、製品化後には純売上金額に対するロイヤルティーを得ることができる。
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▽夢真ホールディングス <2362>
18年9月期10月度の月次速報によると、売上高は22.6億円(前年同月比34%増)で、営業利益は3.9億円(同68%増)。稼動人数の増加、および派遣単価の改善で34%増収となり、売上総利益の同42%増に対し、コストコントロールにより販管費が同19%増に留まったことで営業利益は同68%増加。単月での創業来最高益を記録し、通期予想の42億円(前期比90.5%増)に対する進捗率は9.3%と好スタートを切っている。
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▽東京ドーム <9681>
18年1月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の820億円から836億円(前期比4.7%減)に、営業利益を106億円から110億円(同12.6%減)にそれぞれ引き上げている。東京ドームでコンサートイベントの開催が順調に推移する見込みのほか、各施設のリニューアル工事に伴う固定資産除却損、および解体撤去費の計上金額が当初見込みを下回った。期末一括の配当予想も従来の12円から18円(前期は14円)に増額。
◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
<17日の注目銘柄>(1)=ペプチドリム、夢真HD、東京ドーム
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2017-11-16 17:30