<20日の注目銘柄>(1)=ブライトパス、ミスミG、技研製など

▽ブライトパス・バイオ <4594>  同社子会社のアドバンスト・イミュノセラピーが独占的実施権を持つ「多能性幹細胞を用いた免疫機能再建法」が、米国に続き日本国内においても17年11月15日付で特許登録されたと発表した。これは国立大学法人東京大学 医科学研究所の中内 啓光教授等の研究成果から生まれたもので、特許権者は東京大学。ヒトのT細胞から高い増殖能を有するiPS 細胞を樹立することに加え、樹立したiPS細胞を、元となった抗原特異的T細胞と同じTCR遺伝子再構成で高い抗原特異性を維持したまま、高いサイトカイン産生能等を有する機能的なT細胞へ再び分化誘導することを可能にしており、そのT細胞を患者体内に移植する免疫細胞治療は、がん治療効果向上の有効な手段になると期待されている。           ◆ ▽ミスミグループ本社 <9962>  18年3月期10月度の連結売上高実績は、FA事業が86.1億円(前年同月比22.8%増)、金型部品事業が61.6億円(同9.1%増)、VONA事業が108億円(同26.8%増)で、合計255億円(同20.7%増)。4-10月の累計は合計が1783億円(前年同期間比24.8%)と、好調な推移が継続している。           ◆ ▽技研製作所 <6289>  07年の創業で、オーストラリア、ニュージーランド、南太平洋地域で基礎工事および構造用の鋼製建設資材の販売を行う「J Steel社」の株式取得を決議したと発表した。J Steel社は17年から技研製のサイレントパイラーを導入し、圧入工法の普及拡大にも精力的に取り組んでおり、その経営資源は技研製グループの機能を補完し、グローバル化の推進を強力に後押しすることができると判断した。J Steel社の17年6月期は売上高30.3億円で純利益0.8億円。その発行済株式の50.1%を9.6億円で取得する予定。           ◆ ▽松屋 <8237>  18年2月期10月度の月次売上高は、銀座店が前年同月比8.7%増と4カ月連続で増加。一方、浅草店は同0.9%減とマイナスに転じたが、両店舗の合計である「銀座本店」は同8.1%増と順調な推移を見せた。銀座店では月中旬からの冷え込みにより、婦人服のジャケット、ロングコートが好調に推移したほか、紳士服も増収になるなど、衣料品が全体を牽引。インバウンドも引き続きラグジュアリーブランド・化粧品・時計が大幅増収となり、台風の影響や前年と比べ土曜日が1日少ない不利な営業条件の中で全体の伸びに貢献した。 ◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
 <20日の注目銘柄>(1)=ブライトパス、ミスミG、技研製など
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2017-11-17 17:30