コタは東証1部に昇格上場で株価は高値圏、業績堅調
美容室向けの頭髪用化粧品・医薬部外品を提供するメーカー、コタ <4923> の株価は3月28日、977円と株式分割後の高値圏にある。
3月13日に東京証券取引所がコタを20日付で東証一部に指定替えすると発表。東証株価指数(TOPIX)算入に伴う、指数連動型投資信託への組み入れ期待を背景に3月27日に昨年来の高値995円と上昇。上げ一服となっているが、2015年3月期増収増益が観測されているほか、配当性向の高さから押し目買い妙味が膨らもう。
同社は、ものづくりのこだわりとして「安心・安全」、「独自性」、「技術力」、「真心」、「顧客満足」を基本とし、顧客に喜んでいただける、パーマ剤、前・後処理剤、プロトリートメント、カラー、ヘアケア、プロトリートメント用ホームケア、ベースメイキング剤、ヘアスタイリング剤、スプレー剤、スキャプケアを届けている。
足元の業績、創業精神である「美容業界の近代化」をベースに、独自のビジネスモデルである「旬報店システムを軸としたコンサルティング・セールス」と「トイレタリーの販売を中心とした店販戦略」を引き続き展開し、美容室の業績向上に向けた提案や経営に関する支援を行い、2014年月期業績予想は、売上高59億円(前期比6.4%増)、営業利益9億0900万円(同4.5%増)、経常利益8億7300万円(同0.8%減)、純利益5億3700万円(同14.6%減)を見込む。年間配当は20円(普通配当18円、記念配当2円)を予定している。先行投資として14年3月期に営業職を中心に積極的に人材を採用しており、15年3月期の業績予想に対する期待感はある。
株価は、3月27日に昨年来の高値995円(実質上場来高値)と買われ上げ一服となっているが、13年2月高値909円奪回からの初押し場面と見ることができる。関東圏への市場開拓への期待感があり、成長が続くと予想されるほか、11年4月以降毎年株式分割を実施しており、12年3月期以降実質増配が続き配当性向3割の高さが魅力となっており、中長期的な視点でここから押し目買い妙味が膨らもう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
美容室向けの頭髪用化粧品・医薬部外品を提供するメーカー、コタ<4923>(東1)の株価は3月28日、977円と株式分割後の高値圏にある。
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2014-03-30 12:45