<29日の注目銘柄>(1)=ビーロット、スリープロ、ヤマハなど

▽ビーロット <3452>
17年12月期通期の連結業績予想を修正。売上高は従来の162億円から130億円(前期比11.8%増)に減額したが、営業利益は14.9億円から22.6億円(同92.7%増)に大きく引き上げている。第4四半期(10-12月)の販売用不動産の売却で当初計画以上の売上総利益を確保できる見通しとなったことから、今期中に売却を予定していた複数件の販売用不動産の売却を先送りし、来期の収益確保を優先することとした。
同時に3万株の立会外分売を実施すると発表。同社は既に東証1部への市場変更申請を行っており、その形式基準の充足とともに、株式の分布状況の改善、流動性の向上を図ることが目的。分売予定期間は17年12月14-21日。
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▽スリープログループ <2375>
17年10月期は連結売上高135億円(前期比17.5%増)、営業利益3.8億円(同42.6%増)。主力の「BOP事業」が売上高120億円(同15.7%増)、セグメント利益9.4億円(同27.0%増)となって全体をけん引し、連結営業利益は従来予想を6100万円超過した。18年10月期は売上高165億円(前期比22.6%増)、営業利益5億円(同31.1%増)で、連続して大幅な増収増益を見込んでいる。
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▽ヤマハ <7951>
保有するヤマハ発動機 <7272>の株式の一部を売却したことによる投資有価証券売却益の計上に関連して、18年3月期の連結純利益予想を390億円から570億円(前期比22.0%増)に増額。また同時に上限250億円、700万株(自己株式を除く発行済株式総数の3.7%)の自社株買いを発表。取得期間は17年12月1日-18年5月31日。株主還元と資本効率の向上を図ることが目的。
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▽ナ・デックス <7435>
18年4月期上期および通期の連結業績予想を上方修正。上期は売上高を従来の169億円から172億円(前年同期比20.3%増)に、営業利益を7.9億円から12.2億円(同2.0倍)にそれぞれ増額。米国セグメントで第3四半期(17年11月-18年1月)以降に見込んでいた自社製品の納期が前倒しとなったこと、また日本セグメントで海外からの商品仕入値が為替の変動により当初の想定を下回ったことが要因。
通期については、米国セグメントが当初の業績予想値近い水準になる見込みとして、売上高を327億円から332億円(前期比7.1%増)に、営業利益を14億円から15.6億円(同8.5%減)に引き上げるにとどめている。
◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
<29日の注目銘柄>(1)=ビーロット、スリープロ、ヤマハなど
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2017-11-28 17:45