今週の為替相場見通し(2014年3月31日-)=為替王

 3月後半の為替相場は重苦しい状態が続いていましたが、先週金曜日はやや急速に円安に動きました。ブログではポンド円について「少なくとも171円を超えるような揺り戻しにつながる」と予想しましたところ、朝は169円だったのが、その日のうちに171円へ達するほど急騰しました。また、米ドル円についても、先週金曜朝に、「米ドルも一旦上昇に転じる」「目先は103円台」と書きました。その通り、金曜夜の海外市場では103円近くへ上昇しました。  さて今週の見通しですが、米ドル円の短期チャート分析によるターゲットが103円近辺であることや、上値抵抗帯が103円台前半に位置していることから、ここからがまた重たくなってくるのではないかと思います。メインシナリオとしては、今週はこの103円台前半の水準にトライしても上値を抑えられて反落する展開を想定しています。もしクリアできればまた新しく大きな円安局面へと入る可能性も出てきますが、そう簡単にはいかないのではと思います。  先週金曜日にポンド円などとならんで、急騰する可能性があると見ていたカナダドル円。金曜夜は93円台に乗るほど上昇しました。引き続き3月上旬の高値圏(93円台後半~94円あたり)へ上昇する余地は残されていると見ています。  ユーロ円については現状、微妙な状況です。週末は141円台で終わりましたが、この141円台が、ユーロ円にとって重要度の高い上値抵抗帯となっています。もしこの抵抗帯を突破できれば、上方向(円安方向)への動きが大きく伸びていく可能性も持っています。ただ現状は、先週末もしっかり抵抗帯に押さえ付けられた状態ですので、あまり早まらずに、再度下落に向かうリスクも警戒しておきたいところではないかと思います。(執筆者:為替王)
3月後半の為替相場は重苦しい状態が続いていましたが、先週金曜日はやや急速に円安に動きました。ブログではポンド円について「少なくとも171円を超えるような揺り戻しにつながる」と予想しましたところ、朝は169円だったのが、その日のうちに171円へ達するほど急騰しました。
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2014-03-31 08:30