<5日の注目銘柄>(1)=ピジョン、Uアローズ、モロゾフなど

▽ピジョン <7956>
18年1月期第3四半期累計(2-10月)の連結業績は、売上高754億円(前年同期比7.9%増)、営業利益149億円(同23.8%増)。セグメント別の営業利益は、インバウンド需要が継続する「国内ベビー・ママ事業」が46.1億円(同22.7%増)、「海外事業」が45.5億円(同26.3%増)と好調に推移する中、「中国事業」が74.4億円(同19.9%増)となって全体をけん引。連結営業利益の通期予想に対する進ちょく率は79.9%に達した。
これを踏まえながら会社側は通期の予想売上高1012億円(前期比6.9%増)、営業利益187億円(同16.8%増)を据え置いたが、これでは第4四半期(17年11月-18年1月)の営業利益が計算上37.6億円(前年同期比4.6%減)にとどまり、保守的な印象が強い。
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▽ユナイテッドアローズ <7606>
18年3月期11月度の売上概況(速報)によると、既存店売上高(小売+ネット通販既存店売上高)は前年同月比6.6%増で、全社売上高は同9.1%増。気温の低下に伴いダウンコートやウールコート、ニットなどの冬物衣料に加え、グローブ、マフラーなど防寒小物の動きが目立ち、小売、ネット通販ともに好調に推移した。4-11月累計の全社売上高は前年比6.7%増。
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▽モロゾフ <2217>
18年1月期第3四半期累計(2-10月)の単体業績は、売上高190億円(前年同期比1.2%増)、営業利益7.4億円(同68.8%増)。干菓子が、バレンタインデーをはじめとするイベント商戦の好調に加え、「ファヤージュ」や「アルカディア」など焼菓子の伸長で増収となる中、主力の「洋菓子製造販売事業」が売上高177億円(同1.3%増)で全体をけん引した。
最大の繁忙期がクリスマス商戦のため会社側は通期の予想営業利益21.5億円(前期比7.0%増)を据え置いたが、これでは第4四半期(17年11月-18年1月)の営業利益が14.1億円(前年同期比10.2%減)となり、保守的な印象。
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▽ナトコ <4627>
17年10月期の連結業績予想を修正。売上高を従来の154億円から158億円(前期比6.4%増)に、営業利益を12.3億円から14.6億円(同23.0%増)にそれぞれ引き上げている。国内外における販売が想定を超えて好調だったことに加え、原材料価格が想定よりも低く推移した。
◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
<5日の注目銘柄>(1)=ピジョン、Uアローズ、モロゾフ
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2017-12-04 17:15