東洋機械は急伸、日製鋼と宇部興子会社との資本業務提携を好感

　東洋機械金属 <6210> は急伸し、寄り付き直後に２２円高（３．９５％高）の５７９円を付けた。２８日引け後に発表した日本製鋼所 <5631> および宇部興産 <4208> 子会社の宇部興産機械との資本業務提携が好感された。 　日製鋼とは射出成型機に関する業務提携を進め、コスト低減や品質向上、製品ラインアップの早期拡充を図る。宇部興産機械とはダイカストマシンの開発・生産・販売などで提携を拡大させる。 　日製鋼と宇部興産機械は、東洋機械の主要株主の日立製作所 <6501> およびその子会社が保有する東洋機械の株式を、それぞれ１４５万株（発行済株式総数の７．００％）取得し、日立に次いで東洋機械の第２位株主になる。宇部興産機械によると、取得価格は１株５５９円で、取得価額総額は８億１０５５万円。 　日製鋼、宇部興の株価も小幅ながらプラスで寄り付いた。（編集担当：宮川子平）