<14日の注目銘柄>(1)=東建コーポ、Hamee、正栄食など

▽東建コーポレーション <1766>
18年4月期上期の連結業績は、売上高1571億円(前年同期比10.2%増)、営業利益87.6億円(同24.4%増)。「不動産賃貸事業」がサブリース経営代行システム(一括借り上げ制度)の伸長で営業利益38.8億円(同11.2%増)と順調に推移する中、「建設事業」が期初の豊富な受注残高を背景とした完成工事高の増加により、営業利益94.1億円(同30.1%増)となって全体をけん引。連結営業利益は従来予想を13.3億円超過した。
会社側は通期の予想売上高3297億円(前期比8.0%増)、営業利益197億円(同6.7%増)を据え置いたが、これでは下期が計算上、売上高1726億円(前年同期比6.0%増)、営業利益110億円(同4.2%減)となり、保守的な印象。上期末の受注残高(単体)が1658億円(前上期末比8.9%増)に積み上がっていることを考えると尚更だ。
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▽Hamee <3134>
18年4月期上期の連結業績は、売上高42.1億円(前年同期比17.6%増)、営業利益5.5億円(同42.0%増)。「プラットフォーム事業」が営業利益2.1億円(同10.5%増)と堅調に推移する中、9月に発表された「iPhone8」「iPhoneX」に対応する商品のスピーディな拡充をはじめ、モバイルアクセサリーの伸長により、「コマース事業」が営業利益7.7億円(同46.4%増)となって全体をけん引した。
会社側は通期の予想売上高93.2億円(前期比9.6%増)、営業利益11.6億円(同5.0%増)を据え置いたが、これでは下期の営業利益が計算上6.1億円(同15.0%減)と2ケタ減益になり、保守的な印象。
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▽正栄食品工業 <8079>
17年10月期の連結業績は、売上高1033億円(前期比1.6%増)、営業利益54.2億円(同15.1%増)。乾果実・缶詰類は海外市況の下落で減収となったが、乳製品・油脂類、製菓原材料類の堅調な推移、菓子・リテール商品の伸長により、全体として増収を確保。輸入コストや製造コストの低減等もあり、営業利益は従来予想を1.2億円超過した。続く18年10月期は、売上高1045億円(前期比1.1%増)、営業利益57億円(同5.2%増)を計画。
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▽オカモト <5122>
上限13億円、100万株(自己株式を除く発行済株式総数の1.03%)の自社株買いを発表。取得期間は17年12月14日-18年3月30日。株主還元の拡充と資本効率の向上を図るとともに、将来の機動的な資本政策を可能とすることが目的。
◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
<14日の注目銘柄>(1)=東建コーポ、Hamee、正栄食など
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2017-12-13 17:30