<20日の注目銘柄>(1)=テセック、アークランド、ツルハHDなど

▽テセック <6337>
18年3月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の45億円から56億円(前期比1.4倍)に、営業利益を4億円から8億円(同3.8倍)にそれぞれ引き上げている。半導体製造装置市場の成長が加速する中、国内外で車載向けパワーデバイス用の高付加価値戦略モデルの受注が計画を上回って推移していることがその要因。同時に、期末一括の配当予想を20円から40円(前期は20円)に増額している。
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▽アークランドサカモト <9842>
18年2月期第3四半期累計(2月21日-11月20日)の連結業績は、売上高797億円(前年同期比6.5%増)、営業利益201億円(同13.4%増)。ホームセンター主体の「小売事業」が営業利益29.7億円(同5.5%増)と堅調に推移する中、「外食事業」がとんかつ専門店「かつや」の貢献で営業利益が27.8億円(同17.6%増)となって全体をけん引。連結営業利益の通期予想に対する進ちょく率は78.9%と順調な推移を見せている。同時に期末の配当予想を従来の12円50銭から15円に引き上げ、年間27円50銭(前期は同25円)とした。
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▽ツルハHD <3391>
18年5月期上期の連結業績は、売上高3079億5900万円(前年同期比6.5%増)、営業利益201億円(同13.4%増)。高付加価値商品のカウンセリング販売に注力したほか、高齢化や競争激化に伴う商圏縮小に対応すべく食品売場を中心に既存店舗の改装を推進。スクラップ&ビルドで上期末の直営店舗数が1870店舗(前期末は1755店)に増加する中、営業利益は従来予想を2.5億円超過した。通期予想は従来の売上高6000億円(前期比4.0%増)、営業利益390億円(同10.5%増)を据え置いている。
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▽JCRファーマ <4552>
メディパルホールディングス<7459>と、米国における合弁会社設立に関する契約を締結したと発表。JCRファーマが国内で臨床開発を行っている「JR-141(血液脳関門通過型ハンター症候群治療酵素製剤)」、および前臨床段階の「JR-162(J-Brain Cargo適用ポンぺ病治療酵素製剤)」について、早期に米国での臨床開発を統括、管理することが目的。
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▽東邦チタニウム <5727>
MLCC(積層セラミックコンデンサ)の内部電極用ニッケル粉の新工場が竣工したと発表。生産能力は月30トンで、茅ケ崎工場と合わせた生産能力は月90トンになる。
◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
<20日の注目銘柄>(1)=テセック、アークランド、ツルハHDなど
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2017-12-19 17:30