<27日の注目銘柄>(1)=Jフロント、NaITO、OSGなど

▽J.フロント リテイリング <3086>
18年2月期第3四半期累計(17年3-11月)の連結業績は、売上収益3425億円(前年同期比5.6%増)、営業利益379億円(同29.2%増)。インバウンド消費や富裕層による高額品消費の回復など明るい材料が見られ、個人消費全体が持ち直す中、「百貨店事業」が営業利益175億円(同38.2%増)となって全体をけん引。17年4月にオープンした「GINZA SIX」の貢献で「不動産事業」の営業利益は30.6億円(同96.1%増)に増大した。第3四半期(9-11月)に限ると連結営業利益は112億円(同43.1%増)。据え置かれた通期の予想営業利益490億円(前期比17.4%増)は、保守的な印象。
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▽NaITO <7624>
18年2月期第3四半期累計(17年3-11月)の連結業績は、売上高350億円(前年同期比8.0%増)、営業利益5億9900万円(同58.0%増)。国内外で生産活動が堅調に推移する中、「切削工具」が170億円(同9.3%増)、「産業機器」が134億円(同7.7%増)を売り上げて全体をけん引。連結営業利益の通期予想(前期比30.8%増の6.5億円)に対する進ちょく率は92.2%に達している。
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▽オーエスジー <6136>
17年11月期の単体業績予想を上方修正。売上高を従来の530億円から544億円(前年同期比6.8%増)に、営業利益を65億円から70億円(同18.5%増)に、純利益を57億円から80億円(同26.4%増)に、それぞれ増額。売上高が想定より好調に推移する中、投資有価証券売却益を計上したことが要因。
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▽ピックルスコーポレーション <2925>
18年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結業績は、売上高281億円(前年同期比2.7%増)、営業利益11.0億円(同65.0%増)。キムチ製品などの好調な推移で増収を確保し、第2四半期(6-8月)以降は原料価格が安定化したことで大幅増益を達成。通期の営業利益予想(前期比78.6%増の13.9億円)に対する進ちょく率は78.7%に達している。第3四半期(9-11月)に限ると、営業利益は2.3億円(前年同期は2.2億円の赤字)に大きく改善。
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▽三益半導体工業 <8155>
18年5月期上期の単体業績は、売上高338億円(前年同期比11.2%増)、営業利益24.1億円(同15.9%増)。主柱の「半導体事業部」では、旺盛な需要に支えられ、主力の300ミリウエハーを中心に高水準の生産が継続し、「産商事業部」も順調に推移する中、営業利益は従来予想を1.1億円超過した。これを踏まえ会社側は、通期の予想売上高を従来の670億円から725億円(前期比20.3%増)に、営業利益を41億円から44.3億円(同20.0%増)にそれぞれ引き上げている。
◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
<27日の注目銘柄>(1)=Jフロント、NaITO、OSGなど
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2017-12-26 18:15