<28日の注目銘柄>(1)=ミタチ産業、DeNA、大有機化など

▽ミタチ産業 <3321>
18年5月期上期の連結業績は、売上高220億円(前年同期比37.8%増)、営業利益9.2億円(同3.7倍)。車載機器関連の半導体の伸長、工作機械向け受注の好調などにより、主力の「国内事業部門」が営業利益7.6億円(同65.8%増)となって全体をけん引。「海外事業部門」もアミューズメント分野の需要回復で営業利益は4.3億円(同9.2倍)に膨らみ、連結営業利益は9月29日に増額した従来予想を0.8億円超過した。
会社側は通期の売上高400億円(前期比18.4%増)、営業利益12.5億円(同80.3%増)を据え置いたが、これでは下期の営業利益が計算上3.4億円(前年同期比25.2%減)にとどまり、かなり保守的な印象。
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▽ディー・エヌ・エー <2432>
18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結業績予想を上方修正。売上収益を従来の1066億円から1074億円(前期比1.2%減)に、営業利益を168億円から275億円(同47.4%増)にそれぞれ引き上げている。欧米のゲーム事業に関わる海外子会社の清算手続きが完了したことに伴い、国際会計基準の定めに従って、その他の資本の構成要素に累積されてきた当該海外子会社に係る為替差額の累計額を資本から純損益に振り替えることとなり、当期にその他の収益として約104億円を計上する見込みとなった。
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▽大阪有機化学工業 <4187>
17年11月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の257億円から266億円(前期比12.6%増)に、営業利益を30.0億円から32.1億円(同31.4%増)にそれぞれ引き上げている。電子材料を中心に販売が想定より好調に推移した。同時に配当予想も期末を従来の11円から15円に引き上げ、年29円(前期は25円)配としている。
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▽ナガイレーベン <7447>
18年8月期第1四半期(9-11月)の連結業績は、売上高30.7億円(前年同期比7.2%増)、営業利益8.0億円(同11.3%増)。主力のヘルスケアウェアが同5.1%増収となり、ドクターウェアも同3.6%増収と堅調に推移する中、患者ウェアが同20.8%増収となるなど、周辺市場向けが大きく拡大。営業利益は2ケタ増益を達成した。会社側は上期の予想営業利益19.9億円(同2.9%増)を据え置いたが、これでは第2四半期(17年12月-18年2月)の営業利益が計算上11.9億円(同2.1%減)にとどまり保守的な印象。
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▽クスリのアオキホールディングス <3549>
18年5月期12月度(11月21日-12月20日)の「クスリのアオキ」の月次営業速報では、既存店売上高が前年同月比8.5%増、全店売上高が同20.4%増。既存店売上高が同3.4%増、全店売上高が同15.4%増だった11月度に比べ伸び率が拡大している。
◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
<28日の注目銘柄>(1)=ミタチ産業、DeNA、大有機化など
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2017-12-27 17:45