<9日の注目銘柄>(1)=ラクトJ、マルゼン、マルマエなど

▽ラクト・ジャパン <3139>
17年11月期の連結業績予想を上方修正。売上高を956億円から1013億円(前期比14.2%増)に、経常利益を20.2億円から25億円(同74.3%増)にそれぞれ引き上げている。国内の生乳生産量の減少傾向を背景とした輸入乳製品原料への需要が想定以上に強まり、既存取引先を中心に販売数量が大幅に増加することとなった。
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▽マルゼン <5982>
18年2月期第3四半期累計(17年3-11月)の連結業績は、売上高386億円(前年同期比5.6%増)、営業利益36.8億円(同15.9%増)。省人化機器でもあるオートリフトフライヤーや食器洗浄機を含めた自社製品の販売増により、主力の「業務用厨房部門」が売上高361億円(同7.4%増)、営業利益39億円(同16.2%増)となって全体をけん引、連結営業利益の通期予想(前期比1.0%増の40.7億円)に対する進ちょく率は90.5%に達している。
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▽マルマエ <6264>
17年8月期第1四半期(17年9-11月)の非連結業績は、売上高10.5億円(前年同期比69.2%増)、営業利益3.2億円(同2.8倍)。半導体分野は急激な需要増に合わせて想定を超える生産体制の強化を図ったことで受注、売上高とも拡大傾向で推移。FPD分野は前期より引合いが続いている有機EL向けと第10.5世代液晶パネル向けの受注が拡大し、売上高も順調に推移。製造原価の上昇、販管費の増加を吸収して営業利益は大幅増益を達成し、上期予想(同98.1%増の5.5億5000万円)に対する進ちょく率は57.8%となっている。
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▽スズデン <7480>
18年3月期12月度の売上高速報(個別)は、前年同月比13.3%増の41.9億円で、4-12月の累計は前年同期間比21.2%増の361億円。同社はオムロン <6645> の大手代理店で、17年3月期下期以降、半導体・液晶製造装置関連のけん引により好調な月次売上高が継続している。
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▽ユナイテッドアローズ <7606>
18年3月期12月度の売上概況(速報)によると、既存店売上高(小売+ネット通販既存店売上高)は前年同月比4.8%増で、全社売上高は同8.0%増。気温の低下に伴いアウターやマフラーなどの防寒衣料・雑貨が好調に推移。メンズでは長袖カット、パンツ、ウィメンズではニット、スカートなどが順調に推移した。
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▽セリア <2782>
18年3月期12月度の売上高は、既存店が前年同月比横ばいで、全社が同8.8%増。4-12月の累計売上高は既存店が前年同期間比2.3%増、全店が同10.7%増と順調に推移している。
◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
<9日の注目銘柄>(1)=ラクトJ、マルゼン、マルマエなど
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2018-01-05 18:30