大阪製鉄が今3月期の業績予想を修正、子会社解散で特損を計上
大阪製鉄 <5449> が31日引け後、今3月期の業績予想を修正した。
通期の売上高は従来計画の680億円(前期比8.7%増)を据え置いており、営業利益は第4四半期におけるマージンの改善、コスト改善の進展などで上方修正、38億円から48億円(同8.4%増)の増益予想に転じている。
一方、純利益は子会社である新北海鋼業の解散に伴う特別損失約19億円の計上により、24億円から16億5000万円(同29.2%減)の減益予想に転じた。
新北海鋼業の解散については、リーマンショック後の北海道内の鉄筋棒鋼市場の規模縮小や製品市況の低迷、スクラップ価格の上昇などで構造的な赤字に陥るなか、事業継続は困難と判断したという。同社は大阪製鉄グループが70%、新日鉄住金 <5401> が20%、三井物産 <8031> が10%出資しており、3月31日付での解散となる。
大阪製鉄の31日の終値は、33円高の1809円。(編集担当:片岡利文)
大阪製鉄が31日引け後、今3月期の業績予想を修正した。
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2014-03-31 16:45