2013年度に上げた株は=金山敏之

 本日で2013年度(2013年4月-2014年3月)も終りとなります。そこで2013年度を振り返ると、12,000円台前半でスタートした日経平均は5月に16,000円一歩手前まで上昇すると、米国の金融緩和縮小観測を受けて6月に12,000円台半ばまで調整しました。その後しばらく13,000円から14,000円程度でもみ合う展開が続きましたが、年末にかけて一段高となり日経平均は16,300円台まで上昇しました。しかし、年明け以降は新興国通貨の下落や米マクロ指標の弱含み、ウクライナ問題など外部要因に不透明感が増したことで足元は15,000円を割り込んでの推移となっています。  こうしたなか今回はTOPIX500採用銘柄を対象にこの1年間のパフォーマンスをチェックし、上昇率の上位50銘柄をピックアップしてみました。その結果をみると三度の四半期決算ごとに通期の業績予想を上方修正し、期初の経常利益予想が2.5倍近くまで膨らむ見通しとなったセイコーエプソン <6724> は株価が3.3倍となり上昇率トップとなりました。また、その他では業績の急回復がみえた日本電産 <6594> や、思い切った構造改革の効果が確認されたパナソニック <6752> 、米国での自動車販売が好調な富士重工業 <7270> などが上位に顔を出しています。(執筆者:金山敏之 マネックス証券シニア・マーケットアナリスト 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
今回はTOPIX500採用銘柄を対象にこの1年間のパフォーマンスをチェックし、上昇率の上位50銘柄をピックアップしてみました。
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2014-03-31 17:30