<12日の注目銘柄>(1)=ファストリテ、竹内製作、OSGなど

▽ファーストリテイリング <9983>
18年8月期第1四半期(17年9-11月)の連結業績は、売上収益6170億円(前年同期比16.7%増)、営業利益1139億円(同28.6%増)。「国内ユニクロ事業」がヒートテック、ダウン、スウェット、メリノセーターなど秋冬商品の根強い需要に支えられ、営業利益を541億円(同18.6%増)に伸ばす中、「海外ユニクロ事業」が特にグレーターチャイナ、韓国、東南アジア・オセアニアの貢献で営業利益が467億円(同54.7%増)となって全体をけん引。連結営業利益の通期予想に対する進ちょく率は57.0%と、前年同期の50.2%から上昇している。
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▽竹内製作所 <6432>
18年2月期第3四半期累計(17年3-11月)の連結業績は、売上高742億900万円(前年同期比12.0%増)、営業利益112億9200万円(同3.3%減)。増収・減益ではあるが、米国、欧州で高まる需要を追い風に販売網を拡充したことで、ミニショベル、油圧ショベル、クローラーローダーの販売台数が増加。第3四半期(9-11月)に限ると営業利益は30億2300万円(同58.2%増)に増大しており、据え置かれた通期の予想営業利益126億5000万円(前期比5.6%減)は保守的な印象。
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▽オーエスジー <6136>
17年11月期の連結業績は、売上高1202億円(前期比13.9%増)、営業利益191億円(同4.9%増)。主要ユーザーの自動車関連産業向けおよび航空機関連産業向け需要に支えられ、主力の切削工具が969億円(同13.4%増)を売り上げるなど総じて好調に推移。第4四半期(17年9-11月)の営業利益が51.7億円(前年同期比36.8%増)に達する中、18年11月期は売上高1300億円(前期比8.2%増)、営業利益220億円(同15.0%増)と2ケタの増収・増益を計画している。
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▽不二越 <6474>
17年11月期の連結業績は、売上高2375億円(前期比12.3%増)、営業利益161億円(同44.8%増)。「機械工具事業」は自動車分野向けに加え、海外を中心に産業機械分野向けのロボットが大きく伸長し、営業利益は66.3億円(同43.2%増)に増大。「部品事業」も自動車・建設機械分野向けの拡大、産業機械分野向けの回復で営業利益は86.4億円(同56.0%増)と好調に推移した。18年11月期は売上高2500億円(前期比5.3%増)、営業利益180億円(同11.6%増)と2ケタ増益を計画。
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▽ラウンドワン <4680>
18年3月期12月の売上状況(速報)は、既存店が前年同月比6.7%増で、全社は同6.8%増。主力で景品機が好調なアミューズメント収入(既存店が同8.0%増で、全社は同8.4%増)、ボウリング収入(既存店が同6.3%増で、全社は同6.6%増)、スポッチャ収入(既存店、全社とも同8.7%増)のけん引で順調な推移が続いている。17年4-12月の累計は、既存店が前年同期間比6.3%増、全社は同5.1%増。
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▽大阪有機化学工業 <4187>
17年11月期の連結業績は、売上高266億円(前期比12.6%増)、営業利益32.1億円(同31.4%増)。半導体向けの好調持続、液晶向けの需要回復で「電子材料」が営業利益17.8億円(同37.2%増)となって全体をけん引した。続く18年11月期は売上高273億円(前期比2.7%増)、営業利益33.3億円(同3.7%増)を計画。同時に上限4億5000万円、30万株(発行済株式数の1.34%)の自社株買いを発表。取得期間は18年1月15日-同2月21日。
◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
<12日の注目銘柄>(1)=ファストリテ、竹内製作、OSGなど
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2018-01-11 17:45