<16日の注目銘柄>(1)=黒谷、テラスカイ、マルカキカイなど

▽黒谷 <3168>  18年8月期第1四半期(17年9-11月)の連結業績は、売上高143億円(前年同期比30.5%増)、営業利益6.8億円(同88.7%増)。主要取扱商品である銅の価格が想定以上に高止まりしたことで、主力の「非鉄金属事業」が営業利益6.6億円(同92.5%増)となって全体をけん引した。これを踏まえ会社側は、上期の予想売上高を従来の249億円から272億円(前年同期比7.0%増)に、営業利益を6.4億円から9.8億円(同27.7%減)にそれぞれ増額。通期は売上高を520億円から540億円(前期比2.2%増)に、営業利益を12.1億円から15.8億円(同25.0%減)に引き上げている。            ◆ ▽テラスカイ <3915>  18年2月期第3四半期累計(17年3-11月)の連結業績は、売上高35.5億円(前年同期比45.6%増)、営業利益2.3億円(同2.6倍)。クラウドシステム構築案件の獲得が好調に推移したことで、主力の「ソリューション事業」が営業利益を4.5億円(同69.7%増)に伸ばして全体をけん引した。会社側は通期の予想営業利益2.2億円(前期比6.4%増)を据え置いたが、第4四半期(17年12月-18年2月)の営業損益は計算上1100万円の赤字(前年同期は1億1700万円の黒字)となり、保守的な印象。            ◆ ▽マルカキカイ <7594>  17年11月期の連結業績は、売上高524億円(前期比9.8%増)、営業利益18.9億円(同14.3%増)。国内における自動車関連向け機械設備の好調、海外においても世界的な景気回復を背景とした東アジア地域における自動車関連の伸長により、主力の「産業機械部門」の営業利益が26.0億円(同15.2%増)となって全体をけん引した。続く18年11月期は連結予想売上高570億円(前期比8.9%増)、営業利益22億円(同16.1%増)と、連続して2ケタ増益を見込んでいる。            ◆ ▽イオンファンタジー <4343>  18年2月期12月度の売上高は、既存店が前年同月比4.3%増で、全店が同5.5%増。「商品売上」は既存店が同14.8%減、全店が同15.6%減と低迷したが、プライズ部門の既存店が同21.1%増となるなど、「遊戯機械売上」の既存店が同9.0%増、全店が同9.2%増と好調に推移して吸収した。           ◆ ▽古野電気 <6814>  18年2月期第3四半期累計(17年3-11月)の連結業績は、売上高589億円(前年同期比0.8%減)、営業利益21.9億円(同11.1%減)。「舶用事業」は増収・減益、「産業用事業」は減収・減益だったが、「無線LAN・ハンディターミナル事業」が文教市場向けを中心とした無線LANアクセスポイントの販売好調で営業利益が5.4億円(同2.4倍)となって全体をけん引。連結営業利益は通期予想の15億円(前期比2.2%減)を超過している。なお、会社側は、17年10月に上期の業績予想を修正した際、研究開発費や設備投資が低めに推移していることを理由に挙げたが、通期については想定通りの投資を行うとして、営業利益は期初予想を据え置いたまま。 ◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
 <16日の注目銘柄>(1)=黒谷、テラスカイ、マルカキカイなど
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2018-01-15 17:30