デフレではなくなってきたって本当ですか?=為替王

Q: デフレではなくなってきたって本当ですか?
A: データを見ますと、たしかにデフレ脱却の兆候が出ています。
Q: どのデータですか?
A: デフレまたはインフレを示す経済指標として、代表的なのは消費者物価指数です。
Q: 消費者物価指数がどうなっているのですか?
A: 全国の消費者物価指数(短期的な変化が激しい食料・エネルギーを除く総合指数)の前年比変化率は、リーマンショック後の2009年1月から56カ月連続でマイナスでした。マイナスとは物価が下がっている状態、つまりデフレだったということです。
Q: 最近プラスになったのですか?
A: はい。2013年9月にゼロまで浮上し、同年10月以降は5カ月連続でプラスが続いています。
Q: 日本は完全にデフレを脱却できたのですか?
A: 再びマイナス、つまりデフレ状態に逆戻りするリスクがないわけではありません。しかし5カ月連続プラスというのは2000年以降初めてのことで、リーマンショック前の好況時を上回る状態です。
Q: この先どうなるでしょうか?
A: デフレ脱却、経済回復の芽が出てきたことは確かです。懸念材料として、これから消費税増税の影響で需要が落ち込むことが想定されます。それを乗り越えて回復が長期化することを期待したいです。(執筆者:為替王)
Q: デフレではなくなってきたって本当ですか?A: データを見ますと、たしかにデフレ脱却の兆候が出ています。
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2014-04-01 08:15