日経平均は高寄り後に下げ転換、利益確定売りに押される

 1日の日経平均株価は前日比42円68銭高の1万4870円51銭で寄り付いたが、上値は限定的。米国株高や円の下落を背景に買いが先行したものの、連日高の反動もあって利益確定売りが優勢となり、日経平均はマイナスに転じた。中国で重要経済指標の発表を控えていることもあり、様子見ムードも強い。  寄り付き前に発表された日銀短観(3月調査)は大企業製造業DIがプラス17、6月予測はプラス8と、いずれも市場予想を下回り、為替市場では円売りがやや強まった。  個別では、4年2月期で計画下ブレのしまむら <8227> が下落した。14年3月期利益予想を下方修正したカプコン <9697> も安い。日本政策投資銀行による資本支援が報じられた北海道電力 <9509> も売りが先行した。  半面、LINEとコンテンツ分野でパートナーシップを行うエイベックス・グループ・ホールディングス <7860> やTCSホールディングスとの資本業務提携を発表した明治機械 <6334> が買われた。株式分割を発表した夢の街創造委員会 <2484> も堅調。(編集担当:宮川子平)
1日の日経平均株価は前日比42円68銭高の1万4870円51銭で寄り付いたが、上値は限定的。
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2014-04-01 08:45