キーウェアソリューションズは売りが一巡して反発のタイミング

  システム開発のキーウェアソリューションズ <3799> (東2)の株価は業績見通しの減額修正を嫌気して水準を切り下げたが、足元では売り一巡感を強めている。反発のタイミングだろう。   システム受託開発事業(公共システム開発、ネットワークシステム開発)、経営とITの総合コンサルティング事業(システムインテグレーション、ITサービス、サポートサービス)、その他事業(機器販売など)を展開している。筆頭株主のNEC <6701> との連携によって医療分野や流通・サービス業分野へ事業領域を広げ、ERP関連やセキュリティ関連も強化している。   前期(14年3月期)連結業績見通しについて、3月13日に減額修正を発表した。売上高は6億円減額して前々期比4.1%増の170億円、営業利益は2億80百万円減額して同40.3%減の3億20百万円、経常利益は2億30百万円減額して同42.8%減の3億円、純利益は2億50百万円減額して同52.0%減の2億80百万円とした。一部の不採算プロジェクト発生によって外注費が増加したようだ。営業増益見通しから一転して営業減益見通しとなった。今期(15年3月期)は不採算プロジェクト一巡で営業損益改善が期待される。   株価の動きを見ると、2月4日の610円から反発して2月27日に989円まで急伸する場面があったが、利益確定売りで反落した。さらに3月13日発表の業績見通し減額修正を嫌気して水準を切り下げ、3月27日には配当権利落ちも影響して598円まで調整する場面があった。ただし3月27日の終値では609円に戻し、さらに3月28日には640円まで反発する場面があった。売り一巡した可能性があるだろう。   3月31日の終値626円を指標面で見ると、前期推定連結PER(会社予想の連結EPS33円79銭で算出)は18~19倍近辺、前期推定配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は1.6%近辺、実績PBR(前々期実績の連結BPS679円20銭で算出)は0.9倍近辺である。日足チャートで見ると、25日移動平均線に対するマイナス乖離率が13%程度まで拡大して売られ過ぎ感も強めている。売り一巡して反発のタイミングだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
システム開発のキーウェアソリューションズ<3799>(東2)の株価は業績見通しの減額修正を嫌気して水準を切り下げたが、足元では売り一巡感を強めている。
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2014-04-01 09:15