<25日の注目銘柄>(1)=小松ウオール、日電産、日本ユピカ

▽小松ウオール工業 <7949>  18年3月期第3四半期累計(17年4-12月)の単体業績は、売上高227億円(前年同期比12.0%増)、営業利益11.8億円(同42.4%増)。民間向け事務所・オフィス、福祉・厚生施設などが好調に推移したことで、売上高は第3四半期累計として過去最高を記録。計画的な新規設備投資の継続による生産性の向上もあり、大幅増益を達成した。また受注高も、首都圏を中心とするホテル建設など需要が拡大する中、ホテルや展示場などで使用され、業界トップシェアの「移動間仕切」が51.9億円(同30.2%増)と好調に推移。全体として260億円(同8.3%増)に増加している。           ◆ ▽日本電産 <6594>  18年3月期第3四半期累計(17年4-12月)の連結業績(IFRS)は、売上高1兆1059億円(前年同期比27.4%増)、営業利益1271億円(同19.7%増)で、第3四半期累計としてともに過去最高を更新した。セグメント別の営業利益は、「精密小型モータ」が567億円(同8.8%増)と堅調に推移する中、「車載及び家電・商業・産業用」が587億円(同39.3%増)となって全体をけん引。「機器装置」もプレス機器、減速機、液晶ガラス基板搬送用ロボットの伸長等により198億円(同25.2%増)と好調に推移した。同時に上限500億円、300万株(自己株式を除く発行済株式数の1.01%)の自社株買いを発表。取得期間は18年1月29日-19年1月28日。           ◆ ▽日本ユピカ <7891>  18年3月期第3四半期累計(17年4-12月)の連結業績は、売上高86.7億円(前年同期比9.4%増)、営業利益4.6億円(同13.6%減)。事業の両輪である「樹脂材料」、「機能化学品」とも原材料上昇による製品価格の是正で増収となったが、原材料価格上昇分すべてを価格転嫁できず利益は減少。連結ベースでも増収・2ケタ減益となった。  しかし、第3四半期(10-12月)に限ると連結営業利益は2.6億円(前年同期比6.2%増)と増益に転じており、会社側が通期予想(前期比21.3%減の5.9億円)を据え置いたことで、第4四半期(18年1-3月)の営業利益は計算上1.3億円(同39.4%減)にとどまる。保守的な印象だ。 ◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
 <25日の注目銘柄>(1)=小松ウオール、日電産、日本ユピカ
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2018-01-24 17:45