<29日の注目銘柄>(2)=伊藤園、三社電機、未来工業

▽伊藤園 <2593>
第1種優先株式について、上限10億円、45万株(自己株式を除く第1種優先株式の発行済株式数の1.33%)の自社株買いを発表。取得期間は18年2月1日-18年3月30日。機動的な資本政策を遂行するため。
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▽三社電機製作所 <6882>
18年3月期第3四半期累計(17年4-12月)の連結業績は、売上高177億円(前年同期比31.0%増)、営業利益10.8億円(前年同期は2.2億円の赤字)。「半導体事業」は商用エアコン、FA機器向けをはじめパワーモジュールが堅調に推移し、パワー半導体向けにウエハ・チップも伸長。営業利益は4.8億円(同0.4億円の赤字)に回復し、「電源機器事業」もリチウムイオン電池の素材となる銅箔やアルミニウムなどの生成用電源や加工用電源の受注が急増し、営業利益は5.9億円(同1.7億円の赤字)に浮上した。会社側は通期の連結営業利益予想(前期比5.4倍の12億円)を据え置いたが、第4四半期(18年1-3月)の営業利益は計算上1.3億円(前年同期比70.1%減)にとどまり保守的な印象。
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▽未来工業 <7931>
18年3月期第3四半期累計(17年3月21日-12月20日)の連結業績は、売上高271億円(前年同期比5.6%増)、営業利益34.8億円(同3.5%増)。主力の「電材及び管材」は原材料単価の上昇や垂井工場稼動に伴う減価償却費の増加等により増収・微減益だったが、「配線器具」がJ-WIDE等の堅調な推移で営業利益を4.6億円(同43.5%増)に伸ばし、全体として増益を確保した。会社側は通期の連結営業利益予想38.9億円(前期比7.5%減)を据え置いたが、第4四半期(17年12月21日-3月20日)の営業利益は計算上4.0億円(前年同期比51.7%減)にとどまり保守的な印象。
◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
<29日の注目銘柄>(2)=伊藤園、三社電機、未来工業
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2018-01-26 18:00