<8日の注目銘柄>(1)=東邦鉛、SMC、資生堂など

▽東邦亜鉛 <5707>  18年3月期第3四半期累計(17年4-12月)の連結業績は、売上高1016億円(前年同期比26.7%増)、営業利益115億円(同44.4%増)。金属相場高に加え、CBH社(豪州)のエンデバー鉱山の減産解除による増産効果により、「資源事業」が営業利益を53.1億円(同6.7倍)に伸ばして全体をけん引。連結営業利益は通期予想の105億円(前期比17.8%減)を超過した。会社側は、通期業績予想の修正の要否について、1月月次決算確定後、2月後半のタイミングで必要に応じて適時対応の予定。           ◆ ▽SMC <6273>  18年3月期第3四半期累計(17年4-12月)の連結業績は、売上高4390億円(前年同期比25.1%増)、営業利益1439億円(同43.1%増)。自動車、工作機械など各業種向けが順調に拡大する中、半導体関連産業向けのけん引により、所在地別の営業利益は「日本」が991億3100万円(同63.8%増)、「アジア」が389億8300万円(同73.2%増)と大きく伸長した。会社側は通期の連結営業利益予想1700億円(前期比20.5%増)を据え置いたが、第4四半期(18年1-3月)の営業利益は計算上261億円(前期比35.6%減)にとどまり保守的な印象。           ◆ ▽資生堂 <4911>  17年12月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の9850億円から1兆50億円(前期比18.2%増)に、営業利益を650億円から805億円(同2.2倍)に引き上げている。プレステージブランドがグローバルで飛躍的に伸長したことに加え、日本の主要ブランドが高成長を実現。インバウンド需要も大きく獲得できた。           ◆ ▽太陽誘電 <6976>  18年3月期第3四半期累計(17年4-12月)の連結業績は、売上高1842億円(前年同期比6.4%増)、営業利益158億円(同64.4%増)。スマートフォンなど通信機器の高機能・高性能化、および自動車・産業機器の電子化の進展により、積層セラミックコンデンサの需要が高水準で推移。主力の「コンデンサ」が売上高を1056億円(同20.4%増)に伸ばして全体をけん引した。これを踏まえ会社側は、通期の予想売上高を従来の2420億円から2430億円(前期比5.3%増)に、営業利益を170億円から190億円(同53.4%増)にそれぞれ引き上げている。           ◆ ▽ミネベアミツミ <6479>  18年3月期第3四半期累計(17年4-12月)の連結業績は、売上高6549億円(前年同期比48.0%増)、営業利益644億円(同85.5%増)。セグメント利益は、新たに加わった「ミツミ事業」が201億円となり、液晶用バックライトの堅調な推移、ステッピングモーターをはじめとするモーターの好調で「電子機器事業」が237億円(同45.7%増)に伸ばして全体をけん引した。これを踏まえ会社側は、通期の予想売上高を従来の8100億円から8500億円(前期比33.3%増)に、営業利益を730億円から800億円(同63.2%増)にそれぞれ引き上げている。 ◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
 <8日の注目銘柄>(1)=東邦鉛、SMC、資生堂など
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2018-02-07 18:00