<15日の注目銘柄>(1)=昭電工、木村化、オプテクスGなど

▽昭和電工 <4004>  17年12月期の連結業績は、売上高7804億円(前期比16.3%増)、営業利益778億円(同85.0%増)。主要セグメントである「石油化学」、「化学品」、「エレクトロニクス」、「無機」、「アルミニウム」は全て増益だったが、特に、アジア市場の堅調な需給を受け、製品スプレッドが想定を上回った「石油化学」の営業利益は334億円(同3.2倍)に増大。「無機」は中国における黒鉛電極市況の上昇で営業利益は70.9億円(前年同期は12.5億円の赤字)に浮上し、連結営業利益は従来予想を78.2億円超過した。続く18年12月期は売上高9000億円(前期比15.3%増)、営業利益1100億円(同41.4%増)と、連続して大幅な増収・増益を見込んでいる。           ◆ ▽木村化工機 <6378>  18年3月期第3四半期累計(17年4-12月)の連結業績は、売上高139億円(前年同期比34.4%増)、営業利益9.5億円(同4.9倍)。化学機械装置の現地工事・メンテナンス業務を行う「化工機事業」は営業利益5.6億円(同5.7%減)にとどまったが、化学機械装置の設計・製作・据付工事を行う「エンジニアリング事業」は経費削減、工程管理の強化による原価率の改善等により、営業損益が4.0億円の黒字(前年同期は3.8億円の赤字)に浮上し、全体をけん引した。会社側は通期の連結営業利益予想12億円(前期比26.1%増)を据え置いたが、第3四半期末の受注残高192億円(前年同期末比8.8%増)に照らし、第4四半期(18年1-3月)の営業利益が計算上2.5億円(前年同期比67.5%減)にとどまるのは保守的な印象。           ◆ ▽オプテックスグループ <6914>  18年3月31日を基準日として、1株につき2株の株式分割を実施すると発表。投資単位当たりの金額を引き下げることで投資しやすい環境を整え、株式の流動性の向上と投資家層の拡大を図ることが目的。同時に発表した17年12月期の連結業績は、売上高375億円(前期比20.9%増)、営業利益48.9億円(同62.0%増)で営業利益は従来予想を2.9億8500万円超過した。           ◆ ▽ケーズホールディングス <8282>  18年3月31日を基準日として、1株につき2株の株式分割を実施すると発表。投資単位当たりの金額を引き下げることで、投資しやすい環境を整え、株式の流動性の向上と投資家層の拡大を図ることが目的。 ◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
 <15日の注目銘柄>(1)=昭電工、木村化、オプテクスGなど
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2018-02-14 18:00