<20日の注目銘柄>(1)=ユニオンツル、大阪ソーダ、テラプロ

▽ユニオンツール <6278>
17年12月期の連結業績は、売上高232億円(前期比11.7%増)、営業利益37.0億円(同21.3%増)。セグメント別に、「日本」は車載関連、高速通信インフラ向けが引き続き堅調に推移し、年央からは全体的に多忙な動き。営業利益26.5億円(同58.0%増)となって全体をけん引した。続く18年12月期は連結売上高245億円(同5.7%増)、営業利益41.5億円(同12.2%増)と、連続して2ケタ増益を計画。世界的な自動車産業におけるEV(電気自動車)化、自動運転化の流れの中で、電子基板のニーズの高まりとともに、同社製品の得意とする高付加価値品の需要は堅調に推移しそうだとしている。
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▽大阪ソーダ <4046>
18年2月19日付けで、三菱ケミカルが所有する日東化工 <5104> 株式の議決権所有割合36.3%のうち、31.3%を譲り受けることに合意したと発表した。同社は中期経営計画の中でも特に、耐熱性・耐油性・導電特性に優れた自動車、OA機器用途向けのエピクロルヒドリンゴムや、耐熱性・耐油性に優れ主に自動車用途向けのアクリルゴムを中心とする合成ゴムについて、コンパウンド事業の拡大による川下展開を強化中。今回の株式取得は、日東化工が持つゴムコンパウンド技術や成形品製造技術との融合で新製品の開発、新たな用途展開を図り、相互に事業の拡大を加速させることが目的。
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▽テラプローブ <6627>
17年12月期(17年4-12月)の連結業績は、売上高179億円、営業利益18.5億円。決算期変更で9カ月の変則決算のため増減比較はないが、17年3月期第3四半期累計(16年4-12月)との比較では、売上高は前年同期間比33.2%増で、営業利益は同25.3%増。「メモリ事業」は、高性能スマートフォン用製品や車載用製品の受託量は増えたものの、主要顧客の製品ミックスの変化の継続が響き、営業利益は14.4億円(同27.0%減)。一方、「システムLSI事業」は、テラプローブ会津の完全子会社化、車載用製品の堅調な推移、一部顧客の在庫調整の一巡などにより、営業利益16.6億円(同3.8倍)となって全体をけん引した。
続く18年12月期の業績予想については第1四半期(1-3月)のみ開示。売上高62億円(前年同期間比14.9%増)、営業利益8.3億円(同3.7%減)としている。
◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
<20日の注目銘柄>(1)=ユニオンツル、大阪ソーダ、テラプロ
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2018-02-19 17:30