セキドの14年2月期は大幅増益で黒字転換とV字回復
■ファッション専門店に経営資源を集中
セキド <9878> (東2)の14年2月期業績は、売上高119億13百万円(前年同期比20.3%減)、営業利益89百万円(前年同期△2億88百万円)、経常利益97百万円(同△2億80百万円)、純利益1億7百万円(同△12億83百万円)と減収ながら、大幅増益で黒字転換とV字回復となった。
同社は、12年10月に家電の店舗販売事業から撤退してファッション専門店事業に経営資源を集中し、海外ブランド品やオリジナルブランド品を扱うファッション専門店「GINZA LoveLove(ギンザ・ラブラブ)」を直営で展開している。14年2月期は、上半期に引き続き、9月に『GINZA LoveLove瑞穂店』、11月に『GINZA LoveLoveイオンモール鈴鹿店』『GINZA LoveLove吹上店』及び『GINZA LoveLoveウニクス南古谷店』のリニューアルを実施し、『GINZALoveLove』ブランドによるブランディング戦略を推進。また、10月に『GINZA LoveLoveイオンタウン上里店』、11月に『GINZA LoveLoveイオンタウン山梨中央店』の2店舗を出店し、ブランドファッション事業を拡大している。
商品戦略では、引き続き好調な高額品の販売に注力するとともに、収益力アップを担うオリジナルブランドの中・低価格帯の商品開発にも注力した。また、滞留期間短縮による商品在庫の鮮度アップと売れ筋在庫の品切れによる機会ロスの低減に取組み、幅広い顧客の要望に応えられる品揃え、魅力ある売り場づくりを進めた。
販促戦略では、『GINZA LoveLoveカード』会員及び『LPCモバイル』会員への提案型販促と従来型のチラシ販促を併行して推進する一方、店舗戦略とも同調する『GINZA LoveLove』ブランドによるブランディング戦略の一環として、イメージキャラクターの起用と新聞紙面、駅貼り等の新たな販促媒体を活用した販促戦略を展開している。
このような取り組みが奏功したことから、決算月である2月に2週連続で週末の大雪の影響で、2億円程度の売上減と20百万円強の利益減の影響を受けたものの、黒字回復となった。
今期15年2月期業績予想は、売上高118億円(前期比0.9%減)、営業利益1億90百万円(同112.1%増)、経常利益1億20百万円(同22.9%増)、純利益90百万円(同16.2%減)を見込む。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
セキド<9878>(東2)の14年2月期業績は、売上高119億13百万円(前年同期比20.3%減)、営業利益89百万円(前年同期△2億88百万円)・・・。
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2014-04-01 16:45