個人投資家が高性能コンピュータ取引に勝つ方法=広木隆

 最近、僕のところに寄せられるお便りで多いのが、HFT(ハイ・フリークエンシー・トレード:高速取引、正確には高速高頻度取引)に対する批判である。批判と言うより、個人投資家の恨みつらみといった印象が強い。  HFTとはコンピュータのプログラムにより株の自動取引を行う「アルゴリズム取引」の一種。超高速の処理性能をもったコンピュータを駆使してミリ・セカンド(1000分の1秒)単位で頻繁な売買を繰り返すものだ。そんな高性能コンピュータに個人投資家が対抗できるわけがないじゃないか!という苦情である。  「相場の錯乱要因になる高速取引をなぜ取り締まらないのか」と憤る声もあるが、それは違う。HFTはミリ・セカンド(1000分の1秒)で売買を繰り返すが、それは1カイ2ヤリの間である。超短期で「買って売る」、あるいは「売って買う」を繰り返すのだから、基本的にHFT自体が相場の方向性を規定するものではない。むしろ、問題は、…  (執筆者:広木隆 マネックス証券チーフ・ストラテジスト 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
最近、僕のところに寄せられるお便りで多いのが、HFT(ハイ・フリークエンシー・トレード:高速取引、正確には高速高頻度取引)に対する批判である。批判と言うより、個人投資家の恨みつらみといった印象が強い。
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2014-04-01 16:45