ソニー、中国で「VAIO」の買い占めが発生、顧客の不安には「アフターサービスの保障」=中国報道

 中国のIT系メディア・駆動之家は3月31日、ソニーが2月に再建計画を発表し、VAIOブランドのパソコン事業の譲渡を発表したことで、中国国内では一部の「VAIO」ファンによって同社製ノートパソコンの「買い占め」が起きていると報じた。  記事は、中国国内のIT系掲示板で「今後VAIOブランドは消滅するのではないか」という疑問が沸いたと紹介。ノートパソコン事業の譲渡先が投資ファンドである日本産業パートナーズ(JIP)であり、VAIOブランドが今後日の目を見ることはないのではないかという懸念が広がったとした。  そのうえで、上海にある一部のソニー製パソコン専売店ではVAIOノートパソコンを1人で10台前後買い込む客が出現したと伝えた。一方で、現在はノートパソコン販売のオフシーズンにあたるため、本格的な「駆け込み購入」が始まるのは1、2カ月後との予測も紹介。このまま新製品が出なければ7月ごろにVAIOが中国市場から姿を消すのではないかと見込んでいる店舗もあったとした。  記事はまた、現在顧客からの問い合わせが「ソニーが倒産するのではないか」、「パソコンのアフターサービスは保障されるのか」という2点に集中しているという販売者からの情報や、VAIOがソニーブランドの代名詞的存在なだけに、同事業の譲渡は「ソニーのほかのデジタル製品の販売量にも影響するのではないか」という意見を併せて紹介した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)Kobby Dagan/123RF.COM)
中国のIT系メディア・駆動之家は3月31日、ソニーが2月に再建計画を発表し、VAIOブランドのパソコン事業の譲渡を発表したことで、中国国内では一部「VAIOファン」によって同社製ノートパソコンの買い占めが起きていると報じた。(イメージ写真提供:(C)Kobby Dagan/123RF.COM)
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2014-04-01 17:45