米中貿易戦争への懸念から金買われる

週末23日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油相場は、サウジアラビアのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相が前日、OPEC加盟・非加盟の主要産油国は来年も協調減産を続ける必要があると発言したとの報を好感し、相場はこの日未明にかけて堅調に推移。また、対外強硬派として知られるボルトン元国連大使の米大統領補佐官(国家安保担当)就任が決まり、対イラン制裁強化を想定した買いも入ったことでCL_は65.85ドルで引けた。
この日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金相場は、トランプ米大統領が前日、中国の知的財産権侵害に対する貿易制裁の発動を決定し最大で600億ドル規模の中国製品に25%の関税を課す見通しとなったことに加え、23日には主に中国を標的とした鉄鋼とアルミニウムの輸入制限措置も発動したことから、中国商務省が同日、米国産豚肉などに関税を課す報復措置を発表。米中が「貿易戦争」に突入する可能性が高まったことから、金が買われXAUUSDは1345.25ドルで引けた。(情報提供:東岳証券)
米中が「貿易戦争」に突入する可能性が高まったことから、金が買われXAUUSDは1345.25ドルで引けた。
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2018-03-26 12:45