<30日の注目銘柄>(1)=スズケン、一工薬、GameWなど

▽スズケン <9987>  連結子会社の三和化学研究所(名古屋)が、 杏林製薬との間で、三和化学が創製した新規の夜間頻尿治療薬「SK-1404」について、ライセンス契約を締結したと発表。この契約に基づき、杏林製薬は「SK-1404」の日本、アジア(香港、台湾、ASEAN10カ国)における開発、販売に関する独占的権利を取得し、三和化学は杏林製薬より契約一時金および開発・販売におけるマイルストーンの支払いを受ける。  「SK-1404」は、腎臓の集合管で水の再吸収を促進して尿量を減らすが、吸収性に優れ、服用後、速やかに抗利尿作用を発現し、その後は速やかに体内から消失する。有効性と安全性に優れた夜間頻尿治療薬と期待され、現在、三和化学が国内で第2相臨床試験を実施している。          ◆ ▽第一工業製薬 <4461>  18年3月期の連結業績予想を修正。売上高は従来の578億円から569億円(前期比10.2%減)に減額したが、営業利益は40億円から50億円(同26.8%増)に引き上げている。売上高は若干の未達だが、「界面活性剤」、「機能材料」のIT・電子用途等を中心に高付加価値品の売上高が顕著に伸長したことがその要因。          ◆ ▽GameWith <6552>  18年5月期の業績予想(単体)を上方修正。売上高を従来の20.7億円から25.4億円(前期比60.8%増)に、営業利益を7.9億円から10.6億円(同60.6%増)にそれぞれ引き上げている。ネットワーク広告における広告運用体制の構築による単価の改善、タイアップ広告における主にゲーム各社向けの好調な推移がその要因。同時に発表した18年5月期第3四半期累計(17年6月-18年2月)の業績は売上高19.5億円(四半期財務諸表の作成は当期からのため増減比較はない)、営業利益9.2億円。          ◆ ▽NaITO <7624>  18年2月期の連結業績は、売上高466億円(前期比7.2%増)、営業利益7.3億円(同46.6%増)。国内外で生産活動が堅調に推移する中、「切削工具」が227億円(同8.8%増)、「産業機器」が178億円(同7.0%増)を売り上げて全体をけん引。連結営業利益は従来予想を7800万円超過した。19年2月期は売上高475億円(同2.0%増)、営業利益8億円(同9.8%増)を計画。            ◆ ▽エヌ・ピー・シー <6255>  18年8月期上期、および通期の連結業績予想を修正。上期は売上高を従来の35.2億円から34.1億円(前年同期比49.7%増)に引き下げたが、営業利益は3.2億円から4.1億円(同1.9%減)に増額。通期は売上高を59.8億円から59.6億円(前期比25.1%増)に減額したが、営業利益は2.4億円から3.4億円(同41.7%減)に引き上げている。装置関連事業の大型案件2件における作業効率や稼働率の向上による原価低減が主な要因。 ◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
 <30日の注目銘柄>(1)=スズケン、一工薬、GameWなど
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2018-03-29 17:15