朝日ラバーは4連騰、業績再上方修正・V字回復を買い直し割安修正

  朝日ラバー <5162> (JQS)は、3円高の390円と4営業日続伸して始まっている。今年2月12日に発表した2014年3月期業績の2回目の上方修正、V字回復を見直し割安修正買いが増勢となっている。2014年3月期第3四半期(3Q)の高利益進捗率業績から、業績上ぶれ着地、2015年3月期純利益の過去最高肉薄が観測されていることも、フォロー材料となっている。 ■再上方修正業績はなお上ぶれ、来期純利益は過去最高に肉薄観測   同社の2014年3月期業績は、昨年11月に上方修正されたものを今年2月に再上方修正された。11月の上方修正値に対して売り上げを8000万円、経常利益を7800万円、純利益を3000万円それぞれ引き上げたもので、経常利益は、2億8800万円(前期比2.0倍)とV字回復を鮮明化し、純利益は、1億5000万円(同95%増)と大幅続伸する。   独自開発の主力製品の「ASA COLOR LED」の受注が、北米や欧州の自動車販売台数の増加により好調に推移、医療用ゴム製品の新規製品量産立ち上げのためのコスト負担、マイクロ流体チップ製品の試作開発費用増などを、原価改善活動によるコスト削減効果、為替の円安推移などでカバーして再上方修正につながった。   この3月通期業績の再上方修正は、今期3Q決算の開示とともに発表されたが、3Q業績自体は、再上方修正された通期業績に対して経常利益で89%、純利益で96%と目安の75%を上回る高進捗率を示して着地しており、同社をカバーする証券アナリストからは、再上方修正業績は保守的として今期経常利益が3億円とさらに上ぶれ、2015年3月期純利益も、2億1000万円と2008年3月期の過去最高(2億1100万円)に肉薄するとの観測が強まっている。 ■PER11倍台、PBR0.5倍の割安修正で高値奪回に再発進   株価は、昨年の1回目の今期業績の上方修正で年初来高値493円まで37%高して、全般相場の波乱とともに316円と調整、業績再上方修正で440円と反発して、年初来調整幅の3分の1戻しの25日移動平均線水準での中段固めを続けてきた。PERは11倍台、PBRは0.5倍と割安であり、高値奪回に再発進しよう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
朝日ラバー<5162>(JQS)は、3円高の390円と4営業日続伸して始まっている。今年2月12日に発表した2014年3月期業績の2回目の上方修正・・・。
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2014-04-02 11:30