韓国の外食産業、「評価システム」導入でサービス向上を目指す=韓国報道

 韓国農林畜産食品部は27日、旅行者向けに飲食店やホテルのサービスなどを格付けすることで知られる「ミシュランガイド」のような「評価システム」を導入することを明らかにした。複数の韓国メディアが報じた。  同部は、食品産業の体質を改善し、付加価値を高めるための「新食品政策」を打ち出した。具体的には「国民食生活・栄養改善」、「農産品(食品)の品質・安全管理」、「国産農産物の需要拡大」、「食品産業のグローバル競争力の向上」、「外食産業の先進化と韓国食の振興」、「政策推進基盤の造成」の7分野35項目で構成された。  同部はまず、国内の外食産業のサービス水準を向上させるため、フランスのミシュランガイドと同じような飲食店の評価システムを年内に導入する方針。自治体が主導する評価システムはすでに存在するが、信頼性に欠けるとの指摘があった。新しいシステムでは、味や価格、雰囲気、サービスなど客観的な評価基準を設け、民間団体が審査する。  さらに国産の農産物の需要を拡大させるため、加工食品の原料のうち、外国産の比率を減らす「10−10プロジェクト」を推進する。2012年の時点で外国産原料の比率は70.3%だが、22年までに60.3%まで引き下げ、代わりに国産原料の比率を高める。  また農村地域の栄養問題が深刻な状態にあるとし、貧困層を対象に過剰生産された農産物を供給する食生活サポート制度を試験的に導入するという。(イメージ写真提供:123RF)
韓国農林畜産食品部は27日、民間の飲食店を評価するシステム、韓国版「ミシュランガイド」を導入することを明らかにした。(イメージ写真提供:123RF)
korea,gourmet,social_issues
2014-04-02 12:45