日経平均終値は154円高、約3週間ぶりの水準に

 2日の日経平均株価終値は、154円33銭高の1万4946円32銭と反発。  外国為替市場で大幅に円安が進行したことや、前日NYダウの続伸もあり、日経平均は寄り付きで105円高の1万4897円と買いが先行。その後も上げ幅を拡大し、前場に約3週間ぶりの1万5000円台に乗せた。後場に入り、利益確定売りから1万5000円を割り込んだものの、3月11日以来の水準で取引を終えた。  個別では、今9月期予想を上方修正したM&Aキャピタルパートナーズ <6080> がストップ高となり、米アップル社が半導体子会社の買収交渉に入ったと報じられたルネサスエレクトロニクス <6723> や、岩手大学との共同研究契約を締結した大泉製作所 <6618> も一時ストップ高をつける上昇をみせた。  また、今11月期の業績予想を増額した象印マホービン <7965> 、目標株価の引き上げがあったディスコ <6146> 、東証一部への市場変更が承認された東日本ハウス <1873> などが大幅高。日本通信 <9424> も連日の急騰をみせた。  一方、日本政策投資銀行による資本支援検討が報じられた九州電力 <9508> が大幅安となり、投資判断の引き下げがあったショーワ <7274> なども軟調となっている。  業種別では、不動産、ノンバンク、銀行、証券、機械株などが買われ、水産、電力・ガス、空運株などが弱含んでいる。(編集担当:片岡利文)
2日の日経平均株価終値は、154円33銭高の1万4946円32銭と反発。
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2014-04-02 15:00