【今日のドル円】日米首脳会談を無難に通過

　昨日のドル/円は、概ね107円台前半でもみ合う展開。日米首脳会談待ちで方向感は出なかった。今朝方行われた共同記者会見では、トランプ米大統領から「日本との間に巨額の貿易赤字」「環太平洋パートナーシップ協定(TPP)に復帰望まず」「2国間協定が望ましい」などと、やや気になる発言はあったがそれ以上の強硬発言は聞かれなかった。首脳会談を無難に乗り切った事で、ひとまず円高圧力は後退しそうだ。 　本日のドル/円は、材料面に注目すべき点は少ないが、主要国の株価が堅調を維持すれば107円台後半のレジスタンスの突破を試す展開もあり得るだろう。なお、日足一目均衡表の雲下限(106.919円)や20日移動平均線(執筆時106.634円)はサポート水準として意識されそうだ。 本日の予想レンジ:106.700-107.900円（執筆：外為どっとコム総合研究所　編集担当：サーチナ・メディア事業部）（イメージ写真提供：１２３ＲＦ）