<23日の注目銘柄>(1)=ホトニクス、トーエネク、福井コンHなど

▽浜松ホトニクス <6965>
18年9月期上期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の677億円から730億円(前期比12.4%増)に、営業利益を116億円から149億円(同33.5%増)にそれぞれ引き上げている。「光半導体事業」における産業分野を中心とした順調な推移、「電子管事業」における分析分野中心の堅調な推移と、買収した米国子会社の貢献が増収の要因。利益面では研究開発費中心の販管費の一部下期へのずれ込みが押し上げに働いた。
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▽トーエネック <1946>
18年3月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の2050億円から2071億円(前期比4.7%増)に、営業利益を62億円から90億円(同16.6%増)にそれぞれ引き上げ、一転して2ケタ増益を見込んだ。売上高はほぼ想定線だが、営業利益については繁忙期の第4四半期(18年1-3月)に工事利益率が改善し、売上総利益が想定以上に増加したことがその要因。同時に期末の配当予想を従来の35円から65円に引き上げている。
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▽福井コンピュータホールディングス <9790>
18年3月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の101億円から109億円(前期比9.3%増)に、営業利益を31.5億円から36.9億円(同18.4%増)にそれぞれ引き上げている。経済産業省が実施したIT導入補助金制度による販売効果により、「建築CAD事業」では2020年省エネ基準義務化に伴うビルダーの省エネ住宅対応に伴い新規販売・既存販売が堅調に推移。「測量土木CAD事業」では国土交通省が推し進めるi-Construction関連の新商品の投入が奏功した。同時に期末一括の配当予想を従来の28円から32円(前期は27円)に引き上げている。
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▽やまや <9994>
18年3月期の連結業績予想を修正。売上高は従来の1715億円から1688億円(前期比0.9%増)に減額したが、営業利益は66億円から73億円(同38.9%増)に引き上げている。不採算店の閉店と1月、2月の豪雪により、売上高は計画未達となったが、販売価格と商品構成の見直しにより、営業利益は従来予想を10.6%上回る見込みとなった。
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▽東京製鉄 <5423>
上限20億円、229万株(自己株式を除く発行済株式数の1.61%)の自社株買いを実施すると発表。取得期間は18年4月23日-18年12月31日。機動的な資本政策の遂行のため。同時に発表した18年3月期の単体業績は、売上高1641億円(前期比34.8%増)、営業利益105億円(同0.4%減)で、営業利益は計画比25億円の未達。19年3月期については売上高2060億円(同25.5%増)、営業利益120億円(同14.6%増)を見込んでいる。
◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
<23日の注目銘柄>(1)=ホトニクス、トーエネク、福井コンHなど
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2018-04-20 18:15