<27日の注目銘柄>(1)=アドバンテス、コマツ、アンリツなど

▽アドバンテスト <6857>  18年3月期の連結業績は、売上高2072億円(前期比32.9%増)、営業利益245億円(同76.1%増)。主力の「半導体・部品テストシステム事業部門」において、非メモリ・テスタは車載半導体、有機ELディスプレイドライバ、液晶ディスプレイドライバ用が好調に推移し、売上高は879億円(前期は741億円)に拡大。メモリ・テスタも3次元NAND型フラッシュメモリやDRAMの需要拡大による生産能力増強投資の積極化で売上高は530億円(同272億円)に増大。同事業部門としてセグメント利益を289億円(前期比73.7%増)に伸ばして全体をけん引する中、連結営業利益は従来予想を45億円超過した。続く19年3月期も売上高2300億円(同11.0%増)、営業利益345億円(同40.9%増)と連続大幅増益を計画。DRAMを中心としたより高速・大容量なメモリの生産拡大を背景に、高水準な新規試験装置需要の継続を見込んでいる。           ◆ ▽小松製作所 <6301>  18年3月期の連結業績は、売上高2兆5011億円(前期比38.7%増)、営業利益2716億円(同56.7%増)。主力の「建設機械・車両」の地域別売上高は、17年4月に買収を完了した米大手鉱山機械メーカーのジョイ・グローバル社(新社名「コマツマイニング」)の新規連結効果が最も大きかった「米州」が8530億円(同57.6%増)となり、「アジア・オセアニア」は4806億円(同53.9%増)、「欧州・CIS」2890億円(同40.3%増)、「中国」1648億円(同69.2%増)と大幅に増加。連結営業利益は従来予想を556億円超過した。続く19年3月期は売上高2兆5003億円(前期比0.1%増)、営業利益3390億円(同24.8%増)を計画している。           ◆ ▽アンリツ <6754>  18年3月期の連結業績(IFRS)は、売上収益860億円(前期比1.9%減)、営業利益49億円(同16.0%増)。食品・医薬品に対する安全・安心志向の高まりや、人手不足を背景とした検査工程の自動化の動きの加速により、「PQA(プロダクツ・クオリティ・アシュアランス)事業」が営業利益を19.7億円(同51.2%増)に伸ばして全体をけん引。連結営業利益は従来予想を5.1億円超過した。続く19年3月期は売上収益920億円(前期比7.0%増)、営業利益66億円(同34.4%増)を計画している。           ◆ ▽ネットワンシステムズ <7518>  18年3月期の連結業績は、売上高1611億円(前期比2.5%増)、営業利益82.4億円(同40.7%増)で、営業利益は従来予想を10.4億円超過した。セキュリティ対策、クラウド基盤、働き方改革関連ビジネスの好調により、「ENT(エンタープライズ)事業」が営業利益を31.5億円(同83.0%増)に伸ばして全体をけん引。主要パートナー向けのビジネス、通信事業者経由のマネージドサービスの伸長で、「パートナー事業」も営業利益14.3億円(同2.9倍)と好調に推移した。続く19年3月期は売上高1700億円(同5.5%増)、営業利益110億円(同33.5%増)と、連続して大幅増益を見込んでいる。 ◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
<27日の注目銘柄>(1)=アドバンテス、コマツ、アンリツなど
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2018-04-27 09:15