中国の「衛星ビジネス」、自国企業が開発した通信衛星をボリビアに引き渡し=中国報道

中国メディア・新華網は1日、中国企業が開発した通信衛星が同日、ボリビア政府に引き渡されたと報じた。
記事は1日、中国航天科技集団が開発した「ボリビア通信衛星」の引き渡しセレモニーがボリビアのラパスで行われ、同国宇宙航空局に衛星とアプリケーションシステムが引き渡されたと伝えた。
この衛星は、両国の協力合意に基づき開発されたもので、昨年12月21日に四川省の西昌衛星発射センターから打ち上げられた。
衛星はボリビア全土を含む南米地域をカバーし、放送通信や遠隔教育、遠隔医療などのプロジェクトに用いられるという。引き渡しに備え、中国で衛星操作に関する訓練を受けていた78人のボリビア人研修生も研修を終えてすでに帰国していた。
記事は、中国航天科技集団が外国に輸出した5つ目の通信衛星で、南米向けではベネズエラに続いて2つ目であるとした。このほか、長江工業集団がこれまでに22カ国・地域向けに、39回の国際ビジネス目的の衛星打ち上げを実施してきたことを紹介、中国企業による「衛星打ち上げビジネス」の発展ぶりを伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディア・新華網は1日、中国企業が開発した通信衛星が同日、ボリビア政府に引き渡されたと報じた。(イメージ写真提供:123RF)
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2014-04-02 16:45