<1日の注目銘柄>(1)=カーボン、タカラトミー、SANKYOなど

▽日本カーボン <5302>  第1四半期(1-3月)の業績推移を踏まえ、18年12月期上期、および通期の連結業績予想を上方修正。上期は売上高を従来の171億円から186億円(前年同期比55.4%増)に、営業利益を30億円から45億円(同9.6倍)にそれぞれ増額。通期は売上高を375億円から415億円(前期比48.4%増)に、営業利益を70億円から110億円(同4.3倍)に引き上げている。人造黒鉛電極の価格是正、半導体関連市場の好調さを背景としたファインカーボン製品の売上伸長、車載向けを中心としたリチウムイオン電池負極材の堅調な推移、炭化けい素連続繊維の第2工場の本格稼動などがその要因。           ◆ ▽タカラトミー <7867>  18年3月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の1770億円から1773億円(前期比5.7%増)に、営業利益を115億円から131億円(同69.2%増)にそれぞれ引き上げている。国内市場における玩具販売や、「トランスフォーマー」「ベイブレードバースト」の海外向け輸出が好調に推移した。           ◆ ▽SANKYO <6417>  18年3月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の840億円から862億円(前期比5.8%増)に、営業利益を40億円から101億円(同99.6%増)にそれぞれ引き上げている。第3四半期(17年10-12月)以降に発売した遊技機が想定以上に販売台数を伸ばした。           ◆ ▽銭高組 <1811>  18年3月期の連結業績予想を修正。売上高は従来の1292億円から1260億円(前期比13.6%増)に減額したが、営業利益は49.3億円から70.4億円(同86.0%増)に引き上げている。国内建設工事の完工高の減少により売上高は未達となるが、工事採算の改善により、営業利益は大幅に上ブレる見通しとなった。           ◆ ▽東邦ホールディングス <8129>  18年3月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の1186億円から1213億円(前期比1.5%減)に、営業利益を143億円から190億円(同33.4%増)にそれぞれ引き上げている。「医薬品卸売事業」はC型肝炎治療薬市場の縮小の影響があったが想定より順調に推移。「調剤薬局事業」も調剤報酬改定への対応、人員の適正化および店舗業務の標準化と効率化を推進することで収益性が大きく改善した。           ◆ ▽小森コーポレーション <6349>  18年3月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の940億円から941億円(前期比8.6%増)に、営業利益を19億円から37億円(同2.2倍)にそれぞれ引き上げている。売上高は、国内市場のオフセット印刷機需要の伸び悩みを設備投資の回復が顕著な中国市場で補い、ほぼ想定線。一方利益面は、製品の売上構成の改善や、予想より円安基調で推移したことなどにより大きく上ブレる見込み。           ◆ ▽アルフレッサ ホールディングス <2784>  18年3月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の2595億円から2602億円(前期比2.0%増)に、営業利益を342億円から417億円(同25.5%増)にそれぞれ引き上げている。「医療用医薬品等卸売事業」における季節性インフルエンザ関連の影響、流通改革の推進等の取組強化、「セルフメディケーション卸売事業」における収益改善等がその要因。 ◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
 <1日の注目銘柄>(1)=カーボン、銭高組、タカラトミーなど
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2018-05-01 09:45