<8日の注目銘柄>(1)=ホソミクロン、パスコ、ソマールなど

▽ホソカワミクロン <6277>
18年9月期上期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の250億円から272億円(前年同期比17.6%増)に、営業利益を24.0億円から31.4億円(同44.4%増)にそれぞれ引き上げている。期首の為替設定レートに比べ、特に対ユーロで円安となったことに加え、国内外ともに堅調な受注により、得意とする高付加価値システムの出荷が進んだ。
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▽パスコ <9232>
18年3月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の500億円から511億円(前期比1.4%減)に、営業利益を15.0億円から20.5億円(同72.8%増)にそれぞれ引き上げている。売上高はほぼ想定線だが、国内公共部門の生産業務効率化に伴う採算性の改善、子会社における設計案件の利益寄与等により、営業利益は従来予想を36.7%超過する見通しとなった。
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▽ソマール <8152>
18年3月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の209億円から225億円(前期比7.5%増)に、営業利益を7.6億円から10.3億円(同77.1%増)にそれぞれ引き上げている。スマートフォンや自動車部品関連など、上期に好調だった分野に下期は大幅な反動減を見込んだが、想定したほどに落ち込むこともなく総じて堅調に推移した。
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▽川田テクノロジーズ <3443>
18年3月期の連結業績予想を修正。売上高は従来の1100億円から1070億円(前期比3.4%増)に減額したが、営業利益は30億円から44億円(同25.5%減)に引き上げている。「建築」が伸びず、売上高は計画未達となったが、営業利益は主に「鉄構」および「土木」における工事の原価低減、設計変更獲得等により従来予想を46.7%超過する見通しとなった。
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▽ラサ工業 <4022>
18年3月期の連結業績予想を修正。売上高は従来の270億円(前期比16.0%増)を据え置いたが、営業利益は25億円から28億円(同72.6%増)に引き上げている。主力の「化成品事業」において、国内外の半導体向けに高純度リン酸の販売が想定を超えて好調だったことがその要因。期末一括の配当予想も従来の30円から40円(前期は実質的に20円)に引き上げている。
◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
<8日の注目銘柄>(1)=ホソミクロン、パスコ、ソマールなど
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2018-05-07 17:45