為替に遅れる日本株=広木隆

 奈落の底に沈んでしまったかのような日本株相場が再浮上しそうな兆しである。前述のレポートで述べた通り、「節分底彼岸底」の様相で、このままいけばダブルボトムを形成しそうだ。  日経平均は実質新年度相場の初日に100円強もあった配当権利落ち分を即日埋めきった。これが、いくつかの意味で非常に重要な転機のシグナルとなった。  1. その日の前日の米国株式市場ではNYダウ平均が98ドル安、ドル円相場は102円台を割って101円台をつけるなど、米国株安・円高という、日本株にとってはアゲンスト(逆風)な環境だった。それにもかかわらず上昇したのは日本株が外部要因にのみ振り回される状況から放れてきたことの証である。…  (執筆者:広木隆 マネックス証券チーフ・ストラテジスト 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
奈落の底に沈んでしまったかのような日本株相場が再浮上しそうな兆しである。前述のレポートで述べた通り、「節分底彼岸底」の様相で、このままいけばダブルボトムを形成しそうだ。
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2014-04-02 17:30