<15日の注目銘柄>(1)=Vテク、寿スピリッツ、グンゼ

▽ブイ・テクノロジー <7717>  18年3月期の連結業績は、売上高661億円(前期比45.6%増)、営業利益125億円(同2.3倍)。FPD(フラットパネルディスプレイ)製造装置市場はディスプレイの大型化、高精細化、およびOLED(有機ELディスプレイ)の生産能力増強等を背景とした設備投資が継続しており、中国を中心に日本、台湾、韓国など国内外のパネルメーカー向けに需要が増大。連結営業利益は2月13日に100億円から120億円に引き上げた従来予想を更に5.5億円超過した。期末の受注残高が1156億円(前期末は723億円)に積み上がる中、19年3月期は売上高820億円(前期比24.1%増)、営業利益165億円(同31.5増)と連続して大幅な増収・増益を見込んでいる。            ◆ ▽寿スピリッツ <2222>  18年3月期の連結業績は、売上高374億円(前期比14.9%増)、営業利益50.1億円(同30.3%増)。インバウンド(外国人観光客)対策として国際線ターミナル免税エリアでの販売を強化する中、「ルタオ」ブランドを擁する「ケイシイシイ」は営業利益16.6億円(同14.6%増)と順調に拡大。フランセとの統合メリットの最大化を図る「シュクレイ」は積極出店も奏功して営業利益を11.9億円(同94.3%増)に伸ばして全体をけん引。連結営業利益は従来予想を3.4億円超過した。続く19年3月期は売上高406億円(前期比8.6%増)、営業利益58億円(同15.7%増)を計画している。            ◆ ▽グンゼ <3002>  18年3月期の連結業績は、売上高1405億円(前期比2.9%増)、営業利益62.4億円(同48.3%増)。インナーウエア分野で「完全無縫製」中心のレディスインナーや「カットオフ」などの差異化商品ブランドの貢献で「アパレル事業」は営業利益26.3億円(同4.9%増)と堅調に推移。こうした中、「機能ソリューション事業」が、シュリンクフィルム、半導体・OA機器向けエンジニアリングプラスチックスの好調で営業利益を53.8億円(同55.2%増)に伸ばして全体をけん引。連結営業利益は従来予想を7.4億円超過した。続く19年3月期は売上高1450億円(前期比3.2%増)、営業利益70億円(同12.2%増)を計画している。 ◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
 <15日の注目銘柄>(1)=Vテク、寿スピリッツ、グンゼ
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2018-05-14 17:45