ネットワークバリューコンポネンツは調整一巡し強基調に転換

  ネットワーク関連製品のネットワークバリューコンポネンツ <3394> (東マ)の株価は安値圏で推移しているが、足元で反発の動きを強めている。調整が一巡して強基調に転換した可能性があり、出直り展開となりそうだ。   情報通信ネットワーク関連製品の輸入販売・運用・保守事業(ネットワークソリューション事業およびネットワークサービス事業)を展開している。クラウド関連、モバイル関連、セキュリティ関連、サービス関連などを重点分野として海外の先端技術を開拓し、国内を代表するIT先進企業へ最適なソリューションとして提供している。ライセンス収入や保守・運用などの売上構成比が高くストック型の収益構造であることも特徴だ。   13年8月には米ニクサン社のネットワーク監視ソリューション製品に関する販売代理店契約、13年10月にはカナダのノビフロー社が開発したオープンフロー関連製品の国内独占販売代理店契約、14年1月にはモバイル用作業報告書自動作成アプリを提供するG-Smart社と販売代理店契約を締結している。またアライアンス戦略では13年5月に新日鉄住金ソリューションズ <2327> と資本・業務提携している。   今期(14年12月期)連結業績見通しについては売上高が前期比7.2%増の26億79百万円、営業利益が同54.1%減の26百万円、経常利益が同54.7%減の16百万円、純利益が66百万円(前期は1億02百万円の赤字)としている。先端的ネットワーク関連商品の投入、パートナーとの協業推進などでプロジェクト単位での受注拡大を図るとしている。純利益については、前期に計上した取引先への貸付金に係る貸倒引当繰入額、子会社イノコスの株式評価損、投資有価証券評価損の一巡に加えて、株式売却益の計上も寄与するようだ。   株価の動き(14年1月1日付で株式100分割)を見ると、全般地合い悪化の影響も受けて1700円~1800円近辺でのモミ合い展開から下放れの形となり、モミ合い水準を1200円~1300円近辺に切り下げた。さらに3月26日には1080円まで下押す場面があった。ただし3月26日安値から切り返しの動きとなり4月2日には1270円まで反発している。調整が一巡したようだ。   4月2日の終値1270円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS70円54銭で算出)は18倍近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS219円91銭で算出)は6倍近辺である。日足チャートで見ると戻りを押さえていた25日移動平均線を突破した。強基調に転換した可能性があり、出直りの動きを強めそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
ネットワーク関連製品のネットワークバリューコンポネンツ<3394>(東マ)の株価は安値圏で推移しているが、足元で反発の動きを強めている。調整が一巡して強基調に転換した可能性があり、出直り展開となりそうだ。
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2014-04-03 09:30