【本日注目の通貨ペア】豪ドル/円:明日はRBA理事会

 豪中銀(RBA)は5月1日の理事会で政策金利を1.50%に据え置いた。声明では「失業率とインフレの改善は緩やかになる見通し」「インフレ率は当面の間、低水準での推移が見込まれる」「成長率は2018年と2019年は3%を少し上回ると予測」などと、前回までの見通しをほぼ踏襲した。また、「通貨高は経済成長の回復を鈍化させる」「豪ドルはこの何年かのレンジの中で推移」として豪ドル相場に対する見方も変えなかった。  明日の6月理事会でも政策変更は見込まれず、スタンスに変化が見られる公算も小さいだろう。豪ドル相場についても前回と概ね同じ水準につき評価が変わることはなさそうだ。そうなると、明日のRBA理事会は無風で通過する可能性もある。今夜から明日にかけての豪ドル/円の動きは、外部要因次第という事になりそうで、主要国の株式市場や国際資源価格の動向を睨んだ展開となろう。ただ、ここ数カ月にわたり上値抵抗となっている84円台を上抜けるには、外部環境だけでは苦しく、RBA理事会でのポジティブサプライズが必要かもしれない。 (執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)
豪中銀(RBA)は5月1日の理事会で政策金利を1.50%に据え置いた。(イメージ写真提供:123RF)
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2018-06-04 17:00