<11日の注目銘柄>(1)=エイチーム、HEROZ、カナモトなど

▽エイチーム <3662>
18年7月期第3四半期累計(17年8月-18年4月)の連結業績は、売上高283億円(前年同期比12.5%増)、営業利益38.1億円(同37.5%増)。ゲームアプリを展開する「エンターテインメント事業」が営業利益29.5億円(同15.7%増)と堅調に推移する中、「ライフスタイルサポート事業」が営業利益を23.1億円(同63.8%増)に伸ばして全体をけん引した。同事業では、引越し関連事業が引越し業界の人手不足による引越し料金の高騰、および3月の繁忙期需要が奏功し、売上高が大幅に増加。利益面は、増収効果に加え、主にブライダル関連事業における利益増が寄与した。
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▽HEROZ <4382>
18年4月期の単体業績は、売上高11.6億円(前期比31.6%増)、営業利益3.5億円(同4.0倍)。「AI(BtoC)サービス」は、現役将棋名人に勝利した同社エンジニア開発の将棋AI搭載のスマートフォンアプリ「将棋ウォーズ」が安定的に収益に貢献。「AI(BtoB)サービス」は、同社のディープラーニング等の機械学習技術を集約したAIサービス「HEROZ Kishin」を、資本業務提携先をはじめとする様々な事業会社に拡販し、初期設定フィー、継続フィーともに拡大。連結営業利益は従来予想を0.3億円超過した。
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▽カナモト <9678>
18年10月期上期の連結業績は、売上高853億円(前年同期比7.8%増)、営業利益110億円(同10.0%増)で、営業利益は従来予想を17.5億円超過した。主力の「建設関連」は、首都圏や西日本エリアの空白地域を中心に拠点展開を進める一方、トンネル関連工事向けの機械の充実を推進。また、引続き災害復旧・復興活動に対する支援体制を維持するとともに、既存のレンタル用資産の稼働率向上のため、再配置も積極的に推進した。
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▽牧野フライス製作所 <6135>
上限10億円、110万株(自己株式を除く普通株式の発行済株式数の0.88%)の自社株買いを実施すると発表。取得期間は18年6月11日-18年12月28日。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能とするため。
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▽桜井製作所 <7255>
上限3000万円、5万株(自己株式を除く普通株式の発行済株式数の1.3%)の自社株買いを実施すると発表。取得期間は18年6月11日-18年9月30日。資本効率の向上、および経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行することが目的。
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▽豆蔵ホールディングス <3756>
上限5億円、48万株(自己株式を除く普通株式の発行済株式数の2.46%)の自社株買いを実施すると発表。取得期間は18年6月11日-18年9月30日。機動的な資本政策を遂行するため。
◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
<11日の注目銘柄>(1)=エイチーム、HEROZ、カナモトなど
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2018-06-08 18:00