ゴールドマン証がトヨタの目標株価を小幅引き下げ

 ゴールドマン・サックス証券が2日付でトヨタ自動車 <7203> に対するリポートを発行、目標株価を小幅に引き下げている。  トヨタにおいて、過去に起きた大規模リコール問題に絡み、一過性ながらも米国品質関連制裁金として1200億円が発生したことや、足元で新興国通貨が下落していることを織り込み、同証券では業績予想を修正。前14年3月期の営業利益見通しを、従来予想の2兆5000億円から2兆3300億円(会社計画は2兆4000億円)に減額した。  また、今3月期以降については、豪工場の閉鎖関連費用などを反映し、今期の営業利益予想を2兆9000億円から2兆8000億円に引き下げ、来期予想も3兆1000億円から3兆円に減額している。  これらの業績予想修正に伴い、同リポートでは目標株価を7700円から7300円に減額。ただし、今後は国内の新車効果による国内反動減の軽微さ、主力車種のビッグマイナーチェンジなどへの期待のほか、アジア地域に向けても新型車が投入されると予想。増益トレンドが顕在化すると見ており、投資判断は「買い・コンビクション」を継続している。  トヨタの3日の株価は、前場は前日終値の5747円付近でもみ合っていたが、後場に買われ、午後0時37分に36円高の5883円を付けている。(編集担当:片岡利文)
ゴールドマン・サックス証券が2日付でトヨタ自動車に対するリポートを発行、目標株価を小幅に引き下げている。
japan,company
2014-04-03 12:45