日経平均は66円安スタート、米雇用統計控え様子見ムード

 4日の日経平均株価は、66円34銭安の1万5005円54銭で寄り付いた。  前日のNYダウは、過去最高値を更新する場面があったものの、利益確定売りもありマイナス転換、45ドル安で終了。外国為替市場ではドルが104円前後でもみ合っており、海外市場は今夜に発表される米雇用統計を前にやや様子見ムードが広がりつつある。  日本株においても、前日の日経平均が約3週間ぶりに1万5000円台を回復した達成感もあり、小幅安でのスタートとなった。  個別では、株式分割を発表したクスリのアオキ <3398> とN・フィールド <6077> がともに買い気配でスタート。タンジェリン社との資本・業務提携を発表したウェブクルー <8767> も買い気配となっている。  また、今5月期の3Q純利益が前年同期比2.9倍に拡大したカネコ種苗 <1376> が買いが先行。前2月期の経常利益が6年ぶりに過去最高と見通された乃村工芸社 <9716> やがん細胞の増殖状況を素早く分析できる装置を開発と報じられた大日本スクリーン製造 <7735> が強含んでいる。  一方、海外で70億円のCBを発行する千趣会 <8165> が軟調。前2月期予想を減額修正したユニーグループ・ホールディングス <8270> 、今3月期において薬価引き下げや消費増税後の反動減が懸念された大正製薬ホールディングス <4581> なども弱い動きとなっており、今2月期の営業収益が6兆円を超える計画を打ち出したセブン&アイ・ホールディングス <3382> も売りが先行している。(編集担当:片岡利文)
4日の日経平均株価は、66円34銭安の1万5005円54銭で寄り付いた。
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2014-04-04 08:15