<19日の注目銘柄>(1)=インスペック、小松ウオール、黒田精

▽インスペック <6656>  基板AOI(精密基板パターン検査装置)とロールtoロール型のAVI(最終外観検査装置)および付帯設備を合わせて複数台(合計約4.5億円)の受注を獲得したと発表した。ロールtoロール型検査装置および付帯設備は海外大手基板メーカーからのリピート受注。基板AOIはハイエンドパッケージ基板用AOIであり、ニーズの増加により追加受注が期待できるという。なお、今回の受注の一部は19年4月期の業績計画に織り込み済みだが、既に受注残高は約20億円に達しており、その影響については今後の状況を見極めたうえで適宜開示するとしている。           ◆ ▽小松ウオール工業 <7949>  19年3月期第1四半期(18年4-6月)の単体業績は、売上高67.7億円(前年同期比3.9%増)、営業利益1億2600万円(前年同期は300万円)。官公庁関連では公共施設向けが好調に推移し、民間はオフィス、工場向けを中心に伸長。品目別の売上高は、「可動間仕切」が26.9億円(前年同期比11.1%増)、ホテルの宴会場や展示場でユーザーが移動させて使用する「移動間仕切」が11.1億円(同19.7%増)と好調に推移した。「移動間仕切」のけん引で期末の受注残高が157億円(前年同期末比14.1%増)に積み上がる中、会社側は上期の予想営業利益7億円(前年同期比19.8%増)を据え置いたが、第2四半期(7-9月)の営業利益は計算上5.7億円(同1.2%減)にとどまり保守的な印象。           ◆ ▽黒田精工 <7726>  21年3月期の連結売上高200億円(18年3月期は161億円)、営業利益13億円(同5.2億円)を目標とする中期経営計画を策定。主力の「駆動システム事業」は、主要市場の半導体、液晶、ロボット関連等の需要の増加で歴史的高水準の受注が継続しており、短期的調整はあってもこれらの市場やライフサイエンス市場における需要の構造的拡大は継続すると判断。この中計期間中に更なる生産能力の増強と短納期化を図ることとした。具体的には「かずさアカデミア工場」の拡張を行い、小型製品を中心に工法改革・自動化と設備の増強を推進する。 ◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
 <19日の注目銘柄>(1)=インスペック、小松ウオール、黒田精
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2018-07-18 17:30